局外者(outside agency)

局外者(outside agency)

辞書で調べてみると、外側の機関、部外者・第三者・当事者以外の者・他人・ 外部の者 ・ 番外者 ・野次馬 等の記載がります。

ゴルフ用語としては

ゴルフにおいて、プレーヤーとそのキャディー以外の人や物のこと。マッチプレーではマッチに関係しない者、ストロークプレーでは競技者サイドに属していない者を指し、コースでの作業員、車、カラスや犬などの動物、マーカー、観客、審判員などが含まれます。また一緒にプレーしている「競技同伴者」も、お互いに局外者とになりますし、風と水は含まれません。

プレーヤーの動いている球が「局外者」により偶然に方向を変えられたり止められた場合は、「ラブオブザグリーン」となり誰にも罰はなく、その球はあるがままの状態でプレーされなければならない等、局外者に関わる規則はたくさんありますね。

プロトーナメントは、多くのギャラリーが観戦する中で行われますが、そんな中、ホール間を移動するために歩いているギャラリーのひとりが、プレー中のボールが足元にあるのに気づかず、蹴飛ばしてしまった場合はどうなるでしょうか?。

ルールでは、ギャラリーは「局外者(outside agency)」と定義され、局外者によって球が動かされても罰はなく、元あった場所にリプレースしてプレーを続けることになっている。局外者には、その他に、審判員やマーカー、フォアキャディなどが含まれます。

プレーヤー自身や、自分の携帯品(キャディバッグ、カートなど)、自分のキャディやその携帯品は局外者ではありません。例えば、自分のタオルが地面に落ち、それが風に飛ばされてボールを動かしてしまった場合、それは1打罰となり、球は元の場所にリプレースしなければならないとされています。

管理人は一度同伴者がショットしたボールが、ショット位置よりやや前方左側に止まっていたカートの積まれたキャディーバッグのショットした本人のドライバーに当たってそのヘッドがへこんでしまったところを目撃したことがあります。

もちろん当たり損ねで、ボールがこちらへ飛んで来るなんてことは全く思ってもいませんでしたしびっくりしたのですが、当ててしまった本人は「泣きっ面に蜂」の状況になってしまいました。ペナルティーが1打、ドライバーヘッドはへこんでしまうし、取り換えるしか方法はないようで・・・・。

ちなみに、局外者には風や水は含まれませんと記載しましたが、一度止まったボールが風によって動いた場合は、再度止まった場所からあるがままの状態でプレーするのが正しい判定になります。グリーン上にリプレースした球が、風で動いてカップに入ったとしたら、それは前のストロークで入ったことになり、既にホールアウトしたことになってしまいます。「ラッキー」ですよね。