接待ゴルフの10箇条 解説 2

 

③ ドレス・フォー・サクセス(趣味の悪いゴルフウェアーや粗末な道具は避けること)

ゴルフ・ウェアーや使用する道具は趣味の良さが感じられるものにして欲しいものです。ビジネスで スッキリ、好感の持てるスーツを身に付けることが望ましいように ゴルフ・ウェアーにも 同様の配慮をすべきだと思われます派手なデザインのウェアや 高級ブランド品は 場合によってはマイナス効果になりますので 気をつけましょう。勿論、ドレスコードに抵触しそうなデザインの服装は NGですし、また、靴や道具の掃除と手入れは忘れない様にしておきましょう。思わぬところで人間性や品格を「だらしない、いい加減だ、きちんとしていないな」と見られてしまいますよ。それから、ウェアーも 道具も オーソドックスな ブランド品 (例えば、キャロウェイなど) が無難だと思われます。

 

④ 正しいマナーでルールを守ってプレーすること(正しいマナーとルールの知識は必須)

ゴルフは 正しいマナーとルールの下に行われるべきスポーツではないでしょうか。接待する相手が そうしたことに厳格か どうかは大変 気になるところですが、マナーとルールを守れない人は ゴルフをする資格がない くらいに思っている人は結構沢山おられると思います。ただし、所謂ウィンター・ルールである 6インチ リプレース ルールによるプレーなどは微妙なルール上の解釈があるので、その辺りを どうするかはプレーが始まる前にさり気なく 話題にしておいてトラブルを避ける工夫とするのも一案ではないでしょうか。

競技ゴルフ志向の人は邪道と考えるローカル・ルール (慣習)もあるでしょうが、ゴルフを 健康管理に最適な趣味などと捉えてやっている人もいらっしゃるので、接待ゴルフでは そうした点については柔軟な対応をするべきだと思われます。この辺は事前に相手の周囲の人達に確認しておいたほうが無難でしょうね。いずれにしても、マナーが悪く、ルールを知らない人は不快と感じる人が多いわけですから、その点はしっかり勉強し、普段から注意してプレーする癖を付けておくべきだと思われます。

 

⑤ フェアープレーの精神でスピード・プレーと真剣プレー

フェアプレーの精神で スピード・プレーと 真剣プレーに徹することが (ゴルフに精通している人が相手の場合は特に) 好感を持ってもらうためには不可欠な要素だと思いますがいかがでしょう。そうした観点からも ゴルフの腕前を磨いておくことは大切だと思います。ただし、トラブルが少なければ スピード・プレーが出来ているとは限らないものです。自分の打順になった時に (慌てる必要は全くありませんが) 速やかに アドレスに入り、サーっと打つことが ポイントではないでしょうか。

素振りをしたい人は、当然ですが邪魔にならないところで 1回を目処に、最大でも 2回まで くらいの気持ちでプレーをしましょう。癖にすれば特別苦にならないことですので普段から 心掛ける様にしておきましょう。また、一緒に良いスコアを出そうといった雰囲気で励ましあったり、助け合ったりして プレーすることで 親近感が深まることもありますよね。逆に、相手が接待の目的で自分のプレーを放り投げて犠牲的精神の下にゴルフをしていると感じるのは、通常あまり気持ちの良いものではありません。そんな印象を持たれないよう、自然に良き同伴競技者として (ただし、接待する側の立場をわきまえた上で) ゴルフを 一緒に楽しめるのがベストではないでしょうか。