接待ゴルフの10箇条 解説 1

① 足手まといになるようなゴルフの腕前では参加不可(100を切れる実力が目安)

まず第一に大切なことは足手まといになるレベルのゴルフでは「ダメ」ということです。なぜならそうしたレベルでは相手に対する配慮ができないばかり    か、接待する相手に配慮されてしまうということになり、どちらもゴルフを楽しめなくなってしまい、接待の意味そのものが無くなってしまいますよね。100    が常時切れるくらいのレベルになるまでは接待ゴルフはできないと考えるべきでしょう(もちろん絶対という訳ではありませんが・・・)。練習場に多く通っ    てある程度の技術が身につくまでは、ゴルフ場でのラウンドの経験を積んでゴルフというスポーツの楽しみ方を学ぶことが必要です。

そうやって最低限度の技量・経験が身についたら、「接待ゴルフ」に参加する資格ができたということになるでしょう。もちろん、さらなる技術の進化を目    指して90を切ること、あるいは80を切るゴルフが出来ればそれに越したことはありませんが、大事なことは相手にとっても爽やかな気持ちのよいゴルフ    ができるかどうかだと思います。

 

② TPOを考慮したゴルフ場選びの見識を持つこと(自分なりの接待ゴルフ場のリストを作成しておく)

接待ゴルフ」もたは「ビジネスゴルフ」でゴルフ場を選定する際に配慮が必要になるのが TPO です。費用は誰が負担するのか?、時間的な余裕はどうか?、ゴルフ場までの交通手段はどうするのか?、接待する人はどんなタイプのゴルファー(性格)なのか?、etc。といった条件によってふさわしいゴルフ場は決まってきます。自分が接待する側となってすべてを負担する場合でも、高級なコースであったり、車を手配したりすることが良い場合もあれば、そうでない場合も有り得ます。どのような場合でも大事なことは、相手が負担に感じないこと、それから楽しいゴルフになることに配慮することが基本となります。

自分がメンバーであるゴルフ場が接待に使え、そこがその接待に適していれば良いのですが、そうでない場合は、その時々の状況に応じて最適なゴルフ場を選定しなければなりません。ですが、初めてのゴルフ場に顧客を招待することは避けるべきでしょう。コースを知らないと様々な配慮を欠くことになってしまいます。普段から様々なゴルフ場についての情報収集を行い、自分で実際にプレーをしてみてどのようなゴルフ場なのか、どんな条件の接待に使用できるのかといった特徴を記録したりして、「接待ゴルフ」用のゴルフ場の開拓をしておくべきだと思われます。

特に注意したいのは、今まで行ったことのない有名ゴルフ場でプレーしてみたいから「接待ゴルフ」で設定してみようという場合でしょう。この様な設定は極力避けるべきだと思われます。相手が行ったことがあったりすれば、逆にコースを知らない自分が恥をかく事になってしまいかねません。また、OBの発生確率が高いコースや過度に難易度が高いゴルフ場というのは「接待ゴルフ」には好ましくはありません。更にただ高級であれば良いということでもなく、相手から「軽く見られているのでは?」と思われるようなプレーフィーが極端にに安いゴルフ場は避けるべきですし、逆に過度にお金を使わせてしまったと思われても良くないでしょう。

金銭感覚を疑われない程度の接待を心がけ、過度にならないよう気をつけましょう。