誤解されやすい基本 19 パットは真っ直ぐ引いて・・・・・。 その壱

パットは真っ直ぐ引いて・・・・・。

ゴルフを始めて暫くすると、パットの重要性について気付かされてくる時期があると思いますが、いかがでしょうか?。上級者と一緒にラウンドすることがほとんどである初心者の場合、必ず言われる言葉に「ドライバーで飛ばす250yの一打も10㎝のパットも同じ一打だよ」というのがあります。管理人もよく言われました。理屈では良~~く判ってはいるのですが・・・。

スコアーが100を切って90代になると、多少はその辺の事まで考えた「コースマネジメント」的なことを意識してくるのですが、その中でも特にパットの重要性については身に滲みて思うわけですよね。仮に各ホールでパットをたった一打少なくすることができたら、僅か一打の差ですが、18ホールになれば、必然的に18打の差になってしまうことはみなさんお解りですよね。こう考えると、100代で回っている人達が90代で回ることは「簡単じゃん!」ってことになりませんか?。

とはいうものの、現実はそう簡単ではないから皆さん苦労しているんですよね。(笑)

とういことで、パットの際に良く言われる言葉に「パットは真っ直ぐ引いて、真直ぐ出す」という言葉です。これまでお話してきた通りで、この言葉もご多聞分にもれず、間違っている訳ではありませんよ。では何が誤解されているのでしょうか?。

 

「パットは真っ直ぐ引いて、真直ぐ出す」で誤解される部分

そもそもパットについては、その人その人によって様々なスタイルがあり、更に使う道具であるパターでさえいろいろなタイプがあって世界中で統一された「これだ!!」というスタイルがある訳でもありません。(パットに限らず、どのクラブでも同様ですが・・・)細かく言えば、パターのグリップ、ストローク方法、クラブも長尺有り、短尺有り、ヘッド形状にしてもマレット型・ピン型・L字型とあるわけで、さらに言えばシャフトの位置もセンターだったり、ヒール側だったり、千差万別となってしまいます。

その中でもどんなパターであれ、スイングスタイルであれ、パットについて唯一「これは同じであろう」というのが、「常にパターの芯でボールを捉えること」ではないでしょうか?。芯で打ったボールは、綺麗な順回転となって転がりもよく、多少の傾斜や芝目に負けずにす~~っと伸びるのではないでしょうか。逆に芯を外したボールは、途中までラインに乗っていてもカップの手前で止まってしまったり、切れたりしてしまいがちです。

多くのアマチュアがこの時点で、「タッチが弱かった」とか、「ラインが違っていた」とか思ってしまいがちですが、本当は「芯を外していた」結果そうなってしまった。と言う事が多いのではないでしょうか?。芯を外して打ったにもかかわらず、「入ってしまった場合」本来はラッキー!!と思うべきなのですが、アマチュアの場合、なかなかそこまで気が付かないのです。

これは、ある程度仕方のないことだとは思われますが、本当にゴルフが上手くなりたいのであれば、パットの際の「ボールを芯で捉えることができたか?否か?」について神経を使わない限り、パットの上達は望めないことだと思われます。