スキンズゲーム(a skins game)

 

スキンズゲーム(a skins game)」というプレー方式があります。数名のプレーヤーによるマッチプレーで、各ホールに設定された賞金(またはポイント)を奪い合う形式です。この各ホールに設定された賞金が「スキンズ」なのです。スコアが一番よかったプレーヤーが、そのホールのスキンズを獲得し、タイが出た場合にはスキンズは次のホールに持ち越される(キャリーオーバー)ことになります。したがって、タイが続くとスキンズの額がどんどん大きくなり、通常のマッチプレーよりエキサイティングな試合展開になりやすいといった一面があります。

スキンズゲームという対戦形式自体は古くからあったようなのですが、広く一般に知られるようになったのは、1980年代にアメリカで、「The Skins Game」(有名プロが対戦するイベント)が創設されてからだと思われます。日本でも、テレビマッチなどでしばしば行われていますよね。

ちなみに、なぜ賞金のことを「スキンズ(Skins)」(もちろん、本来は肌の意味なのですが・・・・)と呼ぶのかについては、はっきりした答えがありません。USGA図書館の見解では、古くは“syndicates シンジケート”と呼ばれていたものが縮まって“skins”になったとしているようです。しかし、“skins”に元々“dollars(ドル)”の意味があったという説も有力なようです。その他にも、毛皮職人が商品化前の動物、つまり文字通り“skins”を賭けてゴルフをしたことに由来するという話もあって、これは少しばかり信ぴょう性には欠けるようですが、一般によく知られている説となっているようです。