スリークォーター(three-quater)

 

4分の3のことを、英語で言うと「スリークォーター(three-quater)」といいますね。ゴルフでスリークォーターと言えば、フルショットとハーフショットの中間のスウィング、つまり、フルショットより少しだけ距離を落としたい時のスウィングのことをいいます。番手にして2番手分距離を落とした(調整した)ショットの事を言うようです。

例えば、ピンまで145ヤードのパー3があるとする。7番アイアンだと150ヤード、8番だと140ヤード飛ぶ人ならば、145ヤードはちょうど中間距離なので、7番アイアンの飛距離を調節して、5ヤード短く打たなければなりません。この場合のショットのこともスリークォーターショットといういう場合があります。要は、 3/4の動きで狙った所にピンポイントで打つショットということですね。
スウィングをスリークォーターにするやり方は、人それぞれ。トップの大きさをやや小さくするというのが一般的だが、スウィング全体のスピードを4分の3にするという人もいる。あるいは、フィニッシュの大きさを4分の3にする、という方法もあります。トップを小さくしても、最後まで振り切ってしまうと意外に飛距離は落ちにくいのですが、フィニッシュを小さくすると確実にヘッドスピードが落ちるので、簡単に飛距離を落とすことができるわけですね。要は、どんなやり方でも良いので、飛距離が落ちれば、それでいいわけです。

スリークオーターの基本的な定義

3/4って?どのぐらい?とお思いの方が多数いらっしゃるので、スリークオーターの基本定義としてこのような事がいわれています。

テイクバック~トップ、トップの位置は左腕が地面と平行でクラブは地面と垂直な位置、腰は45度回転してる状態で体重は右股関節にしっかり乗ってる状態です。腰のリードからスイングを始動させ、レベルスイングでフォローも右手が地面と水平でクラブは地面と垂直な位置で、腰も左に45度ひねられている状態です(スイング始動と終了が左右対称とお考えください)

このスイングが正確に出来て狙った所(あるいは一定の飛距離に)球が飛ぶようになってきたら、フォローを伸ばして身体が飛球線に対して真っ正面を向くようフィニッシュを取りましょう。「正しいスイングで狙ったところに的確に打てるようになる!」これがスリークオーターショットということになります
これができれば、「フルショット(テイクバック~トップを加算する)も上手く打てるようになる!」という事になり、逆にスリークオーターが出来ないのにフルショットでいいショットが打てるわけがない!ということでもあります。

スイング作りの「肝」ではないかと思いますが、皆さんいかがでしょうか?。この部分がきちんと出来ればフルショットがとても楽に簡単にできるはずです。また、あまり大きなトップを作らななくても良いことがこのことでもよく判ります。腕が水平の位置でスリークオーターなのですから、フルショットの腕の位置はそんなに高い位置に来なくても良いのですよ。これで飛距離だって十分に出ますから、みなさんもやってみてください。