誤解されやすい基本 24 ボディーターン・身体をねじれ!
ボディーターン・身体をねじれ!
ゴルフのレッスン書やゴルフ雑誌で大変良く見かける言葉「ボディーターン」「身体をねじれ!」、スイングの動きを見れば、この言葉は極当たり前でなんの不思議もないですよね?。
何か間違っているのか?、いえいえ消して間違っているわけではありません・・・・・・・・、が、この言葉を聞いた人達が勘違い・誤解をしてしまっているのです。では、何を勘違い・誤解しているのかというと、「ボディーターン」「身体のねじれ」と聞いて、これを腰とともに両膝まで回してしまっている人があまりにも多いのですね。
似たような表現に「肩を回せ!」というものがありますが、これも同様に誤解されてしまっています。上半身の状態だけを再現すればよいのですが、両膝と腰まで使って回してしまっているのです。要は体全体を回してしまっているということですね。これではヘッドを加速させてヘッドスピードを上げるための肝心要の捻転差ができません。
体全体を使って右に回ってしまうと、上半身だけでなく下半身も回ってしまい、ダウンスイングを行う際に、足を使って腰を戻すということになり、インパクトでクラブフェイスをボールにスクエアに当てるには、大変複雑で難しい動きが必要になり、できなくはありませんが膨大な練習量が必要になってしまいます。
別の解説でも触れていますが、出来れば膝はあまり動かない(動かさない)方がスイング自体が簡単になります。前傾姿勢でまずは①肩を回してテイクバックし7時の位置まで、②その後腰を回して8時の位置、③更に両腕を奥に(さらに右後ろへ)押し込み腕が8時半(クラブシャフトが水平)の位置(腰が回るのはこの辺までが限界のはずです)、④ここからシャフトを自分の頭の方へ起こしてコックしながら腕が水平(9時の位置)になって、⑤左肩を顎の下まで回して腕が10時半でシャフトがほぼ水平でターゲット方向を向いていれば、ここがスイングTopになります。
④から後のほうが「肩を回す!」という動きになります。ここが重要ポイントです。以後はダウンスイングになりますので今回は省略いたします。
ということで両足の膝はほとんど動きません。人によっては若干の動きとして左膝が右膝に寄ってくるような動き(前には出ないですよ)は有りです。上記のようなスイングの動きであれば、膝・腰・肩の捻転差が十分にできて力強く単純な動きの綺麗なスイングになるはずです。
要は、この肩(両肩甲骨)のアドレスの位置へ戻す動きがダウンスイングになるわけです。逆に言えば両肩甲骨を回すことが「ボディーターン」「身体をねじれ!」「肩を回せ」の正体、というか正解の動きになるということです。
腰は回そうとすれば100度くらいまでは回せます(両膝を使って回せばですよ)が、膝を使わないで回そうとすれば45度くらいが精一杯のはずです。もちろん身体が柔らかいという人は別ですが・・。逆に言えば45度くらい回せれば十分ということですね。
こうすることで、両膝が引き起こす様々な悪さが出なくなります(例えばダウンスイングの際に、右膝が回って釣られて右肩が突っ込んでしまったりとか、その逆で左膝が出てしまってスイングがフラットになりやすく引っ掛けやすかったりとか)。ですからここは大変重要な部分になりますね。
上半身だけで「身体を回し」て「ボディーターン」を行い、肩甲骨の回し方を頭に入れてスイングしましょう。
ついでに言えば腕だけでスイングしようとする人にこの体全体を回してしまう人の多くがなっているようです。
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