ドロップ(drop)

ドロップ(drop)を辞書で引いてみますと、以下のような説明がなされています。

    (drops)砂糖に水飴(みずあめ)をまぜて煮詰め、色素・香料などを加え、型を打ち抜いた飴菓子。
    しずく。滴り。
    落ちること。落下。
    野球で、投手の投球が打者の前で急に落ちること。また、その球。カーブの一種。
    ゴルフで、打球がプレーできない状況にあるとき、規則に従ってボールを拾い上げ、肩の高さから落とすこと。

この他にもドロップの付くスポーツ用語は多いですよ。例えば、

ドロップオフ【drop-off】

急斜面。断崖。また、垂直に降下すること。多く、スキューバダイビングなどでいう。
ドロップキック【drop kick】
サッカーやラグビーで、ボールを地面に落とし、跳ね上がる瞬間を蹴る方法。
《「フライングドロップキック」の略》プロレスで、跳び上がって両足で相手を蹴る技。跳び蹴りの一種。
ドロップゴール【drop goal】
ラグビーで、ドロップキックによってゴールすること。3点が入る。
ドロップショット【drop shot】
テニスで、ボールに逆回転を与え、相手コートのネット際に落とす打法。
・・・・・等等、多いですよね。
当然ゴルフでは5の意味なのですが・・・・。

ボールがウォーターハザードに入った時や、動かせない障害物からの救済を受ける時などには、新たなボール(あるいは一度拾い上げたボール)を所定の方法でインプレーに戻さなくてはなりません。この時、多くのケースで用いられるのが「ドロップ(drop)」です。
ドロップ所定の位置に真っすぐ立ち、腕を肩の高さに保ってボールを離します(落とします)。そしてその落ちたボールが、(1)元の場所よりホールに近づかない、(2)ハザード内に転がり込まない(ハザード内にドロップする場合はそのハザードから転がりでない)、(3)パッティンググリーンに転がり込まない、(4)アウトオブバウンズに転がり出ない、(5)ドロップした際、最初に地面に落ちた箇所から2クラブレングス以上転がらない、といった(詳細はゴルフ規則20-2cを参照)の条件を満たすと、そのボールがインプレーのボールとなります

ちなみに、ドロップの方法はルールの変更によって変わる可能性があります。かつては、ホールに背中を向けて肩越しにボールを落とすのが、正式なやり方だったそうですよ。なんとなくこの方が良さそうな気がするのは私だけでしょうか?