ドッグレッグ(dogleg)

辞書で「ドッグレッグ(dogleg)」を引いてみると、以下のような説明がなされていますね。

【名詞】【可算名詞】

1:(犬の後脚のように)くの字に曲がったもの.

2:a 急角度で[くの字型に]曲がった道[コース].

b【ゴルフ】 用語 《フェアウェー (fairway) がくの字形曲がっているホール》.

 

ほとんどのホールは、ティからグリーンまでおおむね真っすぐになるように設計されています。逆の場合のホール、つまり、フェアウェイの方向が、ホールの途中で左右いずれかに曲がっているコースレイアウトを、「ドッグレッグ(dogleg)」といいます。「dogleg」は、上記に説明しましたように、「犬の後ろ足」のように「くの字」に曲がっているという意味になります。

右に曲がるホールは「右ドッグレッグ(dogleg right)」、左に曲がるのは「左ドッグレッグ(dogleg left)」といいますが、「レッグ」を省略して「右ドッグ」、「左ドッグ」と呼ぶことが多いようですね。

ドッグレッグでは常に、コーナーの内側をショートカットする誘惑にかられてしまいますが、その付近には林があったり、池が配置されていたりといったトラップが仕掛けられていてミスするとトラブルに直結している場合がほとんどですよね。ですからセオリーとしては、2打目の打ちやすさを重視して、右ドッグではフェアウェイの左サイド、左ドッグではフェアウェイ右サイドを狙っていくのが、ドッグレッグの基本的な攻め方となります。

 

もちろん勝負をかける場合は、ショートカットも選択肢の一つとしてあり得ます。うまくいけば1打省略できますので、大きいですよね。という風に思ってしまうところがアマチュアなんでしょうが・・・。しかしうまくいったことがあるから始末が悪いんですよね。といってもトータルで考えるとセオリー通りにした方が無難なことは確かなようです。皆さんはいかがでしょうか?

 

ちなみに、一旦左右どちらかに曲がった後、その先でもう一度(通常は最初とは反対側に)曲がっているホールは、「ダブルドッグレッグ(double dogleg)」と呼ぶ。ホールを2回曲げるには、パー4では大抵ホール全長が足りませんので、ダブルドッグレッグのほとんどはパー5以上のホールになっています。