2段グリーン(a two-tiered green)

グリーンは、通常、小さな起伏はあるものの、概ねひとつの平らな面で構成されているのが普通です。しかし、「2段グリーン(a two-tiered green)」は例外となります。

2段グリーンは、段々畑のように、高さの違う面が2つあるグリーンのことで、段のつなぎ目の部分は強い傾斜になっている。したがって、カップが上の段にあって下の段からパッティングする場合は、通常よりかなり強く打たなくてはならないことになりますね。 逆の場合は(カップが下の段にあって上の段からパットを打つ場合は)、非常に繊細なタッチが要求されるということになります。私は以前この上からのパッティングで何度もグリーンからこぼれさせてしまったことがあります。さすがに最近はあまりありませんけどね。

2段グリーン(あるいはそれ以上の段のあるグリーン)攻略のカギは、カップのある段にボールを運ぶこと。これに尽きますよね。これはショットでも、アプローチでも、パットでも同じです。

ちなみに、2段グリーンで有名なホールといえば、マスターズトーナメントが開かれるオーガスタナショナルGCの18番が挙げられと思いますが如何でしょうか。過去優勝6回を誇るジャック・二クラスは、このホールについて「とにかくピンと同じ段に乗せること。それができれば、いつでもバーディのチャンスがある」と言っているそうですよ。