バルクヘッドバンカー(bulkhead bunker)

辞書でバルクヘッド(bulkhead)をしらべてみますと、1:船舶などの防災隔壁、2:車のエンジン室と客室との隔壁・・・・・・。等と記載されています。

本来の意味としては「バンカーとフェアーウエイを明確に区別できるような壁(隔壁)のあるバンカー」といったことなのでしょうかね。あるいは、崩れやすいバンカーの土手部分の補強として鉄道の枕木を埋め込んだそのバンカーの壁が「防災壁」に見えたことから、ついた名前???。といったことなんでしょうかね。どちらかというと後者の可能性が高いような気がするのは私だけでしょうか?。

バルクヘッドバンカー(bulkhead bunker)というのは、バンカーの形状のひとつで、前方(側面を含む)の土手に鉄道の枕木や板等を地面に埋め込み、造ったのが特徴となっているバンカーのことです。海外、特にアメリカでは割とポピュラーなタイプで、日本でもデズモンド・ミュアヘッドや、ピート・ダイなどアメリカ人設計家のコースで、比較的多く見られるバンカーです。

フェアウェイにあるバンカーというのは、プレーヤーに心理的圧迫を与えることが目的という場合が多く、その全部がプレーラインにかかるわけではありません。ですが、バルクヘッドバンカーは、遠くからでも目に入りやすく「入ったら難しそう」と思わせる効果が高いといえるかもしれませんね。 ゴルフコースの設計者がこのような効果を期待して配置しているということです。

ですので、この点を頭に入れて設計者の罠に嵌まらないようにしましょうね。まあ、あまり怖がらない方が結果オーライになるような気がします。

ちなみに、実際の難易度はというと、枕木の高さが低ければ他のタイプのバンカーと比べても、特に難しいというわけではありません。当然ですが、枕木の近くにボールが止まった場合は、ビッグトラブルとなる可能性が高くなります。