誤解されやすい基本 33 意識・イメージ・フィーリング? 1

今回は技術的なことではなく、スイングの際の意識・イメージ・もしくはフィーリング?と一般的に呼ばれている部分についてです。

この意識や、イメージ、フィーリングという言葉、スイングの指導を受ける際に大変良く聞く言葉ではありませんか?

「そうそうその感じ、そのフィーリングで振っていけばいいんじゃない」とか、「〇〇のような意識を持って〇〇してください。」とか、「イメージとしては、〇〇のような感じで・・・・・」とか、何気なく使われていると思うのですが、皆さんいかがでしょう?。

でもこれって、よ~く考えてみればとっても不安定な状態だと思いませんか?、その時はとてもよく判ったような気がしているのですが、少し時間が経過してみると「はて?、あれはいったいどんな感じだったのだろうか?」ってことになっていませんか?

本来の問題点はなんなのか?、具体的に考えてみると「実際にクラブがどのように動いたのか?」が大事なポイントであって、何か意識したとしてもクラブの動きとは直接的な関係はありません。イメージとかフィーリングもそんな気がしただけであって、クラブの動きとは無関係(100%とは言いませんが)ではないでしょうか。

関係のない(イメージやフィーリング、意識など)ことをある事象に繋げてしまうと、とてもややこしいことになってしまいます。実際に起こっていることは一つですが、この一つのことに対して同じイメージ・フィーリングで打ったとしても結果は異なってしまいますので、皆さん混乱してしまうのが関の山ということになってしまう訳です。

よく言われることですが、寒い日の体が冷えた状態でお風呂に入ることを想像してみましょう。この状態でお風呂に入ると、たいして熱くもないお湯の温度がとても熱く感じてしまいますよね。ですが、しばらく時間が経過した後では、同じお湯の温度のはずなのに体は慣れてしまって、とてもぬるく感じてしまいませんか?。

この様に人の感覚というものは絶対的なものではなく、相対的なものですよね。ですから、いつもと同じようにスイングしているつもりでも、日によって結果が変わってくるのです。「あれ~この間はこの感じでうまくいったのに?・・・・・」ということになってしまう訳ですね。

長くなるようですので、続きは次回ということで・・・・。