プレーの線(Line of Play)

ストロークの後に、ボールを飛ばせたい方向のことを、ルールでは「プレーの線(Line of Play)」と規定しています。これがパッティンググリーン上なら、「パットの線(Line of Putt)」と言うことになります。

正確なルール上の定義としては、以下の通りです。

プレーの線(Line of Play)」とはプレーヤーが球をストロークしたあとその球にとらせたい方向をいい、その意図する方向の両側に若干の合理的な幅を持つ
プレーの線は地面から垂直に上方に及ぶが、ホールを越えてその先には及ばない。
パッティンググリーン上以外の場所では、プレーヤーは「誰からも」プレーの線について指示を受けることができますが、パッティンググリーン上ではパートナー、あるいは(自分、あるいはパートナーの)キャディ以外からパットの線を指示してもらうことはできません。また、いずれの場合もストロークをしている間は、プレーの線(パットの線)の目印となるものを置いたり、線の延長線上に人を立たせたりすることもできません。これに違反すると、マッチプレーではそのホールの負け、ストロークプレーでは2打罰を受けることとなります(ゴルフ規則第3章・8項)。

ちなみに、プレーの線より、パットの線のほうが、規定が細かくなっています。例えば、基本的にパットの線には触れてはいけませんし(ルースインペディメントを取り除く時などを除きます)、パットの線を踏んだり、またいでストロークすることも禁止されています。この場合のパットの線は、ボールの後方延長線も含まれているので気を付けましょう。