ゴルフ用語辞典 プレーヤビリティ(playability)

プレーヤビリティ(playability)

優れたゴルフ場(ゴルフコース)というのは何を基に判断すればよいのでしょうか?いろいろな判断基準があると思いますが、そのもっとも基本的なものが「プレーヤビリティ(playability)」だと思われます。

プレーヤビリティ」??、平たく訳せば、「プレーのしやすさ」ということなのですが、ゴルフがスポーツである以上、見た目の美しさだけでなく、ゴルフという競技に適したコンディションを維持していなければ意味がありません。

プレーヤビリティの差が最もわかりやすいのは、当然、グリーンでしょう。グリーン表面が滑らかで、18ホールのスピード(転がり)が均一ならば、プレーヤビリティは高いと言えるでしょう。逆に、表面がでこぼこで、ホールごとにスピードが極端に変わるコースは、プレーヤビリティが低いと言わざるを得ませんね。

その他に、フェアウェイやラフの芝のコンディション、ティグラウンドで足場が安定しているかどうか、バンカーの砂質や砂の量なども、プレーヤビリティに大きく関わってきます。また、コース設計段階のことまで含めると、各ホール間のインターバルの取り方、コースとコースのつながりのリズム感といったことまでも広義ではプレーヤビリティの内に入ると思われます。

ちなみに、グリーンのプレーヤビリティが最悪となるのは、年に1、2回行われる芝の更新作業(エアレーション)期間となります。欧米では、この芝の更新作業期間はグリーンフィを下げることが多いようですが、日本にはこの慣例がなかったのであまりこのサービスについては聞いたことがないですよね。ですが最近は、この割引を実施するコースも増えてきているようです。

それに最近は、芝の品種改良が進み更新作業もこれまでに比べれば楽で回数も少なくなってきているようですし、多くのコースでも集客のためにいろいろなサービスを考案して、プレーヤビリティーだけに限らず、いかにお客様に気に入ってもらえるかといった努力をしているといったゴルフ場が増えてきてますので、我々ゴルファーにしてみれば「嬉しい」といったところでしょうかね。