ゴルフ用語辞典 プロショップ(pro shop)

プロショップ(pro shop)

ゴルフ場に行くと、クラブハウス内にゴルフ用品を販売している一角があって、一般に「プロショップ(pro shop)」と呼ばれていますよね。なぜ?「プロ”ショップ」かといいますと、当然ですが、本来「プロ」によって運営されているはずのお店だからなのです。

但し、ここでいう「プロ」とは、競技参加が活動主体のいわゆる「プロゴルファー」ではなく、プロ資格を持ち、客の求めに応じてレッスンもするのですが、どちらかというとゴルフ場全体の運営に関わる「ゴルフプロフェッショナル」というべき存在のことになります。日本とは異なり欧米では、プロショップがフロントであり、スタート室であり、レッスン受付でもあるということがほとんどのようです。

もちろん用品ショップがあって、クラブ調整をする工房が併設されていることも多いのです。これを取り仕切るのが「プロ」の仕事というわけなのです。日本では、より日本的で細やかなサービスを提供するため、それぞれの部門が細分化されていて、ゴルフ用品ショップ部門にその名前が残ったということだと思われます。

ちなみに、現在では欧米でも、必ず「プロ」がいるというわけではなくなったようですね。また、ゴルフ場にあるものに限らず、街中でもゴルフ用品を専門に扱う店は「pro shop」と呼ばれています。なんだかよく判りませんね。

最近の時代なのでしょうかね? 言葉の持つ意味が以前に比べて大まかになって、広がっているような気がします。逆に言えば、細やかな表現のできる人が少なくなってしまって、アバウトな人が増えた?ということでしょうかね。ちょっとばかし、心配というか、さみしい気がするのは私だけでしょうか。