目玉(fried egg)

バンカーは、アマチュアがもっとも苦手とする場所のひとつですが、皆さんはいかがですか?。特にバンカーの砂にボールがめり込んでしまった状態「目玉(fried egg)」になっていたら、とてもイヤーな気がするのではありませんか?。

この「目玉」はどういった状況で生まれるのでしょうか?、まあ、極めて単純な理由ですが、ボールが落下する勢いで砂に埋まり、そのとき弾かれた砂によって、ボールの周囲がクレーター状に盛り上がってしまう訳です。これが「目玉」になるメカニズムです。

それでは、この目玉状態からどのようにすれば脱出できるのでしょうか?。目玉から上手く脱出するコツは2つあります。そのひとつは、通常、サンドウェッジのフェースを開いて構えるところを、逆に閉じ気味にするといった方法。もうひとつは、ボールを右足寄りにして、ヘッドを上から入れ、盛り上がっている砂ごとかき出すように打つといった方法です。

一つ目の方法の場合は、ボールがやや左へ行きやすい(クラブフェイスの向き程はいきませんけど)ので、若干右へ狙いを付け、しっかりとクラブを打ちこむようにスイングしましょう。二つ目の方法は、左わきを締めたまま、インパクトで終わりくらいの気持ちで、しっかりと打ち込みましょう!パワーがなくても、ヘッドの重みを利用して打ち込むだけで割とカンタンに脱出できます!是非試してみてくださいませ。

ちなみに、バンカーの砂には、海砂と山砂の2種類があり、目玉になりやすいのは圧倒的に海砂のほうです。海砂のほうが砂の粒子が細かく、やわらかい砂質のバンカーになるからです。海砂は白っぽく、山砂は茶褐色なので、すぐに見分けがつくと思います。ただし、日本でバンカーに海砂が使われている割合は、3割程度でしかありません。

ですから、雨のあとはどうしてもバンカーは固めになってしまい易いところが多いということになります。