メンタル(mental)
ゴルフの上達には、正しいスウィングとそれを実現するのに必要な体力の他に、「メンタル(mental)」の力が必要となります。「mental」は上記にに記載した通り「心の(精神的な)」という意味ですが、「失敗しそう」と思うと、本当に失敗してしまうのがゴルフのようです。次の1打に対する心構えがきちんとできているかどうか、それがゴルフでは結果を大きく左右してしまいます。
「メンタル力」というと何やら大げさなものに聞こえるかもしれませんが、きちんと状況判断して、どういうショットを打つのか決めるというのが、ゴルフというゲームの基本中の基本ではないでしょうか。例えば、「8番で強く打つか、7番で軽く打つか」といった状況で、はっきりどちらと決められないまま打つと、スウィングも中途半端になりミスに繋がり易くなってしまうでしょう。「どこを狙って、こういう球筋でこの様な感じで打つ」と毎回はっきり決めて、イメージすることが、メンタルの強さと言えるのではないでしょうか。
このメンタルをトレーニングするのが、「メンタルトレーニング」とよばれるものですが、競技スポーツの訓練の中で、意志・意欲・決断力などの精神力を強化して、どのような状況でも結果を残せるように鍛錬するものです。
方法としては、瞑想(めいそう)による精神統一や、故意に困難な状況を設定してのトレーニングなどによって、大事な場面であがってしまうことを防いだり、自信ややる気を高めたり、弱気にならないでチャレンジしようとする意識を持たせたりといったことを練習するわけですね。メンタルマネージメントともいいます。
ちなみに、プロゴルフの世界(特に欧米のトッププレーヤーの間)では、今やフィジカルコーチ(体力向上を手助けする役目)やスウィングコーチ(打球技術向上を手助けする役目)と同じように、メンタル面を強化するメンタルコーチをおくというのが普通におこなわれていますよね。
我々アマチュアには、所詮お遊びの部分が大きい(もちろん例外はありますので、一般論としてですよ)ので、プロほど影響はないと思いますが、それでもいい結果を残すためにはメンタルの強化は大切だと思われます。
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