誤解されやすい基本 43 シャンクが出るのは上手くなった証拠!?
この言葉も多くの方が聞かれたことがある言葉だと思いますが、如何でしょうか?
シャンクとは、アイアンのヘッドとシャフトの接合部 (ホーゼル) で打ってしまい、ボールが右に飛び出すことをいいます。この主な原因は、左手が早く前に出過ぎる為とされているのですが・・・・・・・。
フェイスがややクローズ気味でインサイドアウトのスイングをした場合にクラブの接合部(ボーゼル シャンク部ともいいます)に当たってしまうと、極端に右へボールが飛び出してしまいます。このことをシャンクあるいはソケットと呼び、アウトサイドからスイングしていれば通常は起こらないミス(仮にボーゼル部分に当たっても、フェイスは開いているので直後にフェイスに当たってしまい右に行くことはありません)になります。
もちろん、右に飛び出す状況というのは先の例に限らず、その他の場合もあり得ます。そうですね例えば、クラブフェースの先や右に向いたフェースのリーディングエッジに当たって右へ飛び出すということもありますよね。ですがこの場合はシャンクとは言いません。
ですから、インサイドアウトに振った時にネック(ボーゼル・シャンク部)部分に当たって右に飛び出した場合をシャンク(又はソケット)と言うのですね。
タイトルの言葉はどういうことかと言いますと、初心者にとても多いアウトサイドインのスイングからインサイドアウトのスイングに変わってきた場合に、クラブフェイスがオープンフェイス(右向き)からシャットフェイス(左向き)変わり、シャンクが出易くなります。但しこの場合は、本当の意味での上達とは言えず、初心者にありがちなアウトサイドインのスイング軌道がインサイドアウトに修正されたに過ぎません。
決してシャンクが出たから上手くなったということではないのです。そりゃそーですよね。まあ、アウトサイドインのスイング軌道がインサイドアウトに修正されたことが上達と言えなくはありませんが、ごくごく基本的な部分ですので、上手くなったとは中々・・・・・・・ですね。
おまけですが、たまにドライバーやフェアウェイウッドで大きく右に曲げてしまった時に「シャンクしてしまった」と言う人がいますけれど、ご存じのように、フェアウェイーウッドやドライバーにはボーゼル部(シャンク部)がありませんので、シャンクとは言いません。
改めて申し上げますが、右に飛び出すことをシャンクと言うのではなく、アイアンのネック(ボーゼル・シャンク部)に当たって右に飛び出した場合を指すのです。誤解の無いように。
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