誤解されやすい基本 51 スイングプレーン上のクラブ!?

皆さんは「スイングプレーン」という言葉はよ~くご存じだと思います。 そこでお尋ねですが、インパクトを迎えた時の腕とクラブシャフトはどのような状態になっていると考えていらっしゃいますか・・・・・・・・・?

多くの人が「それはスイングプレーン上にあるはずだから、腕とクラブは真っ直ぐ伸びた状態でインパクトを迎える」と勘違いしているようなのです。「え~~っ!!、一直線じゃないの?」と思われた貴方、この辺の誤解から直して行かないとスイングは上達しませんよ。

では、本来の腕とクラブのインパクトの時の状態はと言いますと・・・・・・・・、スイングを開始した時点に戻るのですが、スタンスをとってアドレスを作りますよね。このアドレスの時点での腕とクラブシャフトの関係を思い出してみましょうか。

良く言われるアドバイスに「インパクトはアドレスの再現!」などと言われていますよね。もちろんこれは間違いではありません。正にこの言葉の通りなんですよね。前傾姿勢を取って腕はほぼ垂直に垂らした状態、クラブシャフトと腕が作る角度は体格や腕の長さなどの個人差がありますがおおよそ、145度~155度になっているはずです。 この時作られた角度を維持してスイングしないとダフったり、トップしたり、あるいはフェース面がアドレスの時点とずれてしまってミスショットになってしまうと云う訳なんですね。

合理的なスイングを可能にして再現性の高いスイングをするためには、先程記載した角度を保ってグリップします。 クラブを振り回す際の遠心力を腕と手首の角度を変えずに維持し、フォロースイングを終えなければならない訳です。この角度を維持してフォロースイングまで保てれば貴方のスイングは飛躍的に安定して再現性の高いスイングに変わります。

ここで一つ重要な部分があります。良く言われることですが、「グリップは腕の力を抜いて」というセオリーですが、真に受けてはいけません。力を抜けと言うのは間違いではないのですが、先程の「腕とクラブシャフトの作る角度を維持して」と云う条件のもとでの話なのです。この前提条件が大事です。

特に腕の前腕の力が大事です。アドレスの時点での角度を維持するためには前腕の力が不可欠となります。普段の練習で腕とクラブシャフトが作る角度を意識しながらこれを維持するよう意識して練習しましょう。自然な形で維持できるようになればその時あなたのスイングはすごく安定しているはずです。 頑張りましょうね。