ゴルフの科学的考察 メンタル編 ゴルフ場の罠に嵌まる理由!?

ゴルフというスポーツに於いてよく言われる「ゴルフ場の罠」ですが、何故このような罠に我々は嵌まってしまうのでしょうか?今日はこの辺の理由について科学的考察を試みてみたいと思います。

ゴルフというスポーツは、射撃やアーチェリー等と同様でターゲット(目標・的)を狙うスポーツと言えるでしょう。巷にターゲットスポーツという定義があるかどうかは別ですが(同名のイギリスのダーツメーカーがあるようです)、ゴルフをする場合にこのターゲットを積極的に意識していますか?

意味不明?ですかね。(笑)ちょっと皮肉っぽく言ってみただけです。どちらかというとターゲット(ホールカップ)よりも、よりボールの方ばかり見ている方が多いのではないかと思われたものですから・・・。

この症状、多くのアマチュアゴルファーが陥っている症状ではないでしょうか?凝視しているのはボールばかりで肝心な目標・的(ターゲット)であるカップ・もしくはピン、あるいはフェアーウェイの落としどころについてはろくに見ていないといったところが現実ではありませんか?

よくテレビなどで、車の運転者がどこを見ているのかといった表示をするのに使われるアイ・カメラをアマチュアのゴルファーとプロゴルファーにそれぞれ装着して、グリーンを狙う際の視点についての実験が行われたことがあるそうですが、この時のプロとアマチュアの視点の違いは以下のようだったとのことです。

アマチュアの視点:グリーン面・バンカー・ラフを全体的に見ており、どこかを重点的に見るというようなこともなく、スイングを開始。

プロの視点:一通りグリーン上を見たうえで、グリーン上のボールの落としどころに焦点を合わせていて、しっかり確認した上でショット開始。

これはどういうことでしょうか?アマチュアの場合は、ターゲット(目標・的)をしっかり確認しないままスイングを開始しているため、結果としてグリーンに乗せたり、ましてやピンに絡むようなショットは望むべくもなく、仮にグリーンに乗ってピンに絡んだとしても、それは「偶然の結果でしかない」という事になります。

バスケットボールのプレイでいえば、確実な技術もないままでノールックパスをしているようなものですね。(高校までバスケをやっていたものですから・・・)どこへ飛んでいくかは、神のみぞ知る!(笑)

ではプロの場合は、・・・・・長くなりましたので、続きは次回という事で、