ゴルフスイング時の各部の脱力について その参

前回からの続きです。

「アドレス時の脱力と左腕の上腕筋(屈筋)の脱力について」

まず初めにアドレスした時の姿勢ですが、 前傾姿勢を取り膝をやや曲げて構えた時に、「ある程度背筋を伸ばせ」とのアドバイスを良く聞かれると思います。

これは、そうすることで 屈筋と伸筋のバランスが良くなり、前傾姿勢の安定感が増すことを狙ったアドバイスといえます。

これがうまくいかないと、背中が丸まってしまって、腹筋だけに力が入た状態となり、格好も悪いですよね。これを修正するためには、すこし背筋を伸ばすようにして力の入りすぎた 腹筋の脱力を行い、背筋とのバランスが取れるというわけですね。

次に、一般的な右利きの左腕(右利きの場合)をチェックしてみましょう。アドレス時から スイングの全般のが、肘の周りの伸筋だけにより一層の力が入っていませんか?何処においても左腕は伸びた状態(屈筋と伸筋のバランスが上手く取れた状態)がベストだと思われます

当然ですが、上記と同様に左腕も適度に伸筋と屈筋の両方共に 少しずつ 力が入ってバランスをとっている状態がベターです。

普段はほとんど意識していないと思われる左腕の、伸筋と屈筋のバランスが上手に取れている状況を意識して、ややつっぱり気味にとか、少し曲がった状態でとか、上手くバランスが取れて真っ直ぐの状態でとかの状況でボールを打って見るとその違いによる気付きがあるかもしれません。

上腕筋に力が入っていない状態からスイングの何処かで急に力を入れると、引っ掛けたり、逆にプッシュアウトの玉が出たりするといったアドバイス(考え方)も耳にしますので、試してみた結果がそうなったとすれば、この部分を修正することで、その人のスイングはかなり改善される可能性があるということになります。

この他にもゴルフのスイングで使う各部の筋肉や関節のあらゆるところで、このバランスを上手に取ることが重要な課題になるということです。全部を書き出す事はできませんので、各自で検討していただければと思います。

P/S いつもご愛読いただきまして、ありがとうございます。

本年もこれで最終となります。新年は1月14日から再開させていただきます。

皆様が良いお年をお迎えになりますよう、祈念いたしております。

来年もよろしくお願い申し上げます。