ゴルフ用語辞典 スロープ(Slope)

スロープ(Slope)

スロープ(Slope) を辞書で引くと、以下の様な記載があります。

【動詞】 【自動詞】  〔動(+副詞)〕傾斜する・坂になる。
【名詞】

1【可算名詞】坂・斜面

2【不可算名詞】[具体的には【可算名詞】傾斜(度)・勾配]

3【不可算名詞】 【陸海軍, 軍事】担え銃(つつ)の姿勢

 

一般的には、傾斜面・斜面・勾配、と言った意味ですよね。

ゴルフ用語としては、グリーンの傾斜やマウンドの勾配を表します。

米国では、ゴルフコースの難易度を示す指標として「スロープ(Slope)」が使われるようになりました。 USGA(米国ゴルフ協会)が査定し、これまでのコースレート(スクラッチプレーヤーが基準)と併せて表記されるようです。

 

始まりは1980年代で新しいコースレート方式として開発され、一般化しました。

このスロープレートの数字は55から155で、高い数値程難しいコースになり、数値が低いと易しいコースということになります。

何故このようなコースレートが開発されたのかと言いますと、コースというのは難しくなればなるほど、上手いゴルファーとそうでないゴルファーのスコアの差が大きくなるものなので、スクラッチプレーヤーを基準としたコースレートでは、実際の運用面で一般的なゴルファーに不利に働くことが多いからです。

ちなみに、なぜ「Slope」が使われているのかというと、難易度によって増えるハンディをグラフにしてみますと、それが「坂」を連想させるからだそうです。

この「坂」は、上手いゴルファーほど緩やかで、下手なゴルファーほど急になります。