ゴルフ用語辞典 オフセット(Offset)
オフセット(Offset)を辞書で調べてみますと以下のような記載があります。
名詞としては
1 〈…を〉差引勘定する,相殺(そうさい)する.
2 【印刷】〈…を〉オフセット刷りにする
動詞としては
1 a 【植物, 植物学】側枝,横枝.
b (山の)支脈.
2 相殺するもの,埋め合わせ,〔負債などの〕差引勘定.
3 【印刷】 オフセット(印刷法).
ゴルフ用語としては、クラブ用語として後曲りネックの事になります。
アイアンやパターのネックが曲がってフェイスが後方についていることをオフセット、別な呼び方でグースネックとも言います。鵞鳥(ガチョウ)の首のように曲がっているという意味だそうです。
ゴルフ規則の付属規則Ⅱに記載があるのですが、プレーヤーから見てアイアンのシャフト及びネックは一線となってヒールを指します。その範囲はヒールの左側から右側までで、これがオフセットの度合いの範囲にもなります。
語源としてはもともとセットオフ(美しく引き立てる・埋め合わせをする)の単語の置き換えであり、今では平板印刷の意味にも使われていますが、本来は部屋の天井角にむき出したパイプを角に合わせて曲げたことに由来しています。このことからネックを曲げて、レートヒッティング効果を高め、技術のない人の腕をカバー(埋め合わせ)することができるクラブという事になる訳です。