ゴルフのティーチィングプロとレッスンプロについて

ティーチィングプロとレッスンプロって何が違うのでしょうか? 皆さんご存知でしょうか?

日本のゴルフ界において「プロゴルファー」が意味するのは、①ツアープロ(トーナメントプロ)と、②ティーチィングプロ(レッスンプロ)の二つの意味の総称になります。

普通はというか、一般的なスポーツではプロ(プロフェッショナル)と言えば、自ら競技をすることで報酬を得ている選手のことですよね。ゴルフのようなティーチィングプロ(またはレッスンプロ)と呼ばれる人たちの事は、コーチとかプロインストラクターと呼ばれて、当然のように区別されています。ゴルフのようにごっちゃにしてプロとはしていませんよね。

ゴルフの場合は、近年までツアープロとレッスンプロを明確に区別せず、双方をほぼ同じ基準で認定していた事が特異な点で、この辺が一般の人たちが混乱する原因の一つだと思われます。

最近は男子の方ではツアープロとティーチングプロを区別し、プロ認定を行うためのテスト等を別々に実施するようになってきており、トーナメントに出場するツアープロは日本ゴルフツアー機構(JGTO)が、ティーチングプロに関しては日本プロゴルフ協会(JPGA)がそれぞれ管轄しています。※他にもあります。

一方日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)では、現在でもトーナメントプロテストの合格者に対し「インストラクター(レッスンプロ)」資格を付与していて、きちんとした区別が出来ていないようです。

ティーチィングプロという呼び方は、上記のJPGAの呼び方ですが「レッスンプロ」という呼び方は正式な資格の名称ではありません。以前お話ししたように「ゴルフを教えるプロ」を認定する団体も数多くあり、それぞれが独自の名称を用いているのが現状です。「ゴルフを教えるプロ」の総称として「レッスンプロ」という呼び方があると考えてください。

ティーチィングプロ・レッスンプロの資格認定システムは?

それでは、他のスポーツでコーチ、またはインストラクターと呼ばれているゴルフのティーチィングプロ、レッスンプロの資格認定のシステムはどのようになっているのでしょうか。

もちろん自称では、だめですよね。現状では幾つかの団体がティーチィングプロまたはレッスンプロ(呼び方はいろいろです)の資格認定を行っており、それぞれの基準に基づいている為に「明確な国内基準がない」というのが実情です。

長くなりましたので、詳細に付いては次回にてお話し致します。