ゴルフ用語辞典 ゴールデンベル(Golden Bell)

ゴールデンベル(Golden Bell)

マスターズトーナメントが開催される、米・ジョージア州、オーガスタナショナルゴルフクラブ。そのバック9にある2つのパー3は、どちらも世界で最も有名なパー3のひとつです。ひとつめは12番ホール、155ヤード・パー3、通称「ゴールデンベル(Golden Bell)」、2つ目が「16番:パー3、170ヤード、通称「 レッドバッド(Redbud)」です。

特に12番の「ゴールデンベル」は、オーガスタのホールの中で最も短いパー3にもかかわらず、最も難易度が高いと言われています。それは、横長で斜めに配置され奥行がないグリーンと、その手前を横切るクリーク(レイズクリーク)、加えて、くるくると方向を変える風が、容易な攻略を許さないからでしょう。マスターズに6度優勝しているジャック・二クラスも、この12番が「オーガスタで最も難しいホール」と言い切っているとのことです。ちなみに、このホールでのホールインワン達成者は、過去70回以上開催されたトーナメントでわずかに3人しかいません。

オーガスタの全ホールの名前

前述しましたように、オーガスタの全ホールには名前が付けられているのですが、以下にその全てを記載してみますね。

名前の由来までは、わかりませんが、元はこのへん辺の地主でベルギー人のバーグマン男爵が元々の持ち主でした。彼は世界中から色々な植物を集めて販売する会社を経営しており、コース用地は丁度植木屋さんの畑のような状態で、様々な植物が植えられていて、植物園みたいな様相だったようです。花梨やスモモなど日本産の植物も数多くあったらしく、そういう意味で各ホールに植物の名前がつけらたのでしょうかね。
※距離は、日によって違うので、参考程度で。

1番:パー4、455y  ティー・オリーブ(Tea Olive)
2番:パー5、575y  ピンク・ドッグウッド(Pink Dogwood)
3番:パー4、350y  フラワーリング・ピーチ(Flowering Peach)
4番:パー3、240y  フラワーリング・クラブ・アップル(Flowering Crab Apple)
5番:パー4、455y  マグノリア(Magnolia)
6番:パー3、180y  ジュニパー(Juniper)
7番:パー4、450y  パンパス(Pampas)
8番:パー5、570y  イエロー・ジャスミン(Yellow Jasmine)
9番:パー4、460y  カロライナ・チェリー(Carolina Cherry)
10番:パー4、495y  カメリア(Camellia)
11番:パー4、505y ホワイト・ドッグウッド(White Dogwood)
12番:パー3、155y  ゴールデン・ベル(Golden Bell)
13番:パー5、510y  アザレア(Azalea)
14番:パー4、440y  チャイニーズ・ファー(Chinese Fir)
15番:パー5、530y  フィレットホーン(Firethorn)
16番:パー3、170y  レッドバッド(Redbud)
17番:パー4、440y  ナンディナ(Nandina)
18番:パー4、465y  ホーリー(Holly)

ということでした。