スクランブル率(scrambling)

様々なゴルフの統計データ

日米のプロツアーでは、選手のプレー内容を様々なカテゴリーの統計データスタッツ、stats)としてファンに提供しています。日米(男子ツアー)のデータカテゴリーはほぼ同じないようなのですが、その中で米PGAツアーだけで提供されているデータがあります。そのうちのひとつが、「スクランブル率(scrambling)」です。

スクランブル率は、パーオンできなかったホールにもかかわらず、パーかそれよりいいスコアで上がることができた確率のこと。つまり、この数字がいいプレーヤーは、アプローチとパットが上手いということができるわけですね。このゴルフで使われる「スクランブル」の意味は、卵料理で有名なスクランブルエッグの「ごちゃ混ぜ」ではなく、自衛隊機が日本の領空を侵犯してきそうな未確認の飛行物体に対して「緊急発進出動」する時と同じ意味で、グリーンを外した時に「緊急に対処する」という意味で使われます。

ちなみに、今年の最新のランキングではトップにブライアン・ゲイの64.52% 2位にはイアン・ポールターの63.81%、3位にタイガー・ウッズで63.37%といった感じです。日本人の最上位は今田 竜二 プロの46位で58.85%、石川 遼 プロは152位で54、44%といったところです。上位とは結構差がありますよね。もう少し頑張ってほしいものだと思います。