バンカーでの基本的なマナーについて 改訂版 その壱

バンカーは「入念に」ならすのが当然

ゴルフ規則の冒頭、第1章エチケットにバンカーならしについての勧告があります。

みなさんキチンと守って実行されていますでしょうか?。

勧告はこうです、「バンカーから出る前に、プレーヤーは自分が作ったバンカー内の穴や足跡はもちろん、近くにある他のプレーヤーの作った穴や足跡もすべて入念に埋め、平らにならしておくべきである、レーキがバンカーの近くのそれほど遠くない所にあれば、砂ならし用にレーキが使われるべきである」と記載されています。

他のプレーヤーの作った穴や足跡も」です。

そして、「入念に埋め、平らに」です。適当ではダメなのです。

もし、雑なならし方をして砂面に凸凹を作ると、そこにボールが寄ったり、はまったたりして、そこに打ち込んだボールの持ち主にとっては「誰だ!こんなならし方をしたのは?、これじゃ〜ならしてないのと同じじゃないか、まったく!」と怒りたくなるのは当たり前ですよね。

逆の立場になれば、適当なならし方はできませんよね。

 

バンカーでは道具が2本必要!?

基本として知っておくべき事ですが、バンカーへの出入口はボールになるべく近く、なるべく低いところです。近いところ程ならす足跡が少なくてすみます。

低いところなら入りやすいし、足跡も浅くて済みます。高い所や急斜面は法面の芝を傷めますから「昇降厳禁」となります。

バンカーショットは、うまくいっても失敗しても落ち着きを保つ事が難しく、その結果、後始末を忘れる人が少なくありません。これを防ぐ為には、レーキを持って入ることを忘れないようにしましょう。

バンカーショットの際は、ボールを出すためのクラブと、打った後始末をする為のレーキ、この2本の道具を持って入ること。

レーキを砂の上に置いても構いません(ただし、そっとですよ。変にいじっていると2打罰のペナルティーを言い渡されますから・・・)。繰り返しますが、バンカーには、クラブとレーキの両方を用意して入る癖をつけましょうね。