スタート前にやるべきこと!3つ!!

コースの景色をチェックする!!

1番ティーに立ってからホールを見渡して、「右はダメ、左もダメ」ではドキドキするばかりでナイスショットは無理です。

そこでクラブハウスからコースに出たら、9番ホールと18番ホールの景色をチェックしてください。

上がりホールにはコース設計者のコンセプトが集約されているからです。

例えば、池が絡んでいれば、「このゴルフ場は池の絡むホールが多い」と分かります。

上がりホールに背丈ほどの深いガードバンカーがあれば、コース内にも同じような深いバンカーが点在しており、事前に気を付けることができます。

初めてプレーするゴルフ場でも、9番と18番のレイアウトを確認するだけでコースの特徴をつかみやすく、毎ホール毎ホールでドキドキすることがなくなります。その日のプレー課題が明確になり、腹も決まります。

 

足の裏の感覚を目覚めさせる!!

最近は乗用カート導入のゴルフ場が増えていますが、なるべく1番ティーまではカートに乗らずに歩くようにした方が良いようです。

それは足裏の感度を高めて、足首のストレッチ、傾斜地でのアドレスに対応できるなど、スタート前のリハーサルになるからです。

そして、スタートまで10分もあればロングパットが足裏の覚醒に効果絶大です。

10メートルのパッティングを往復すれば20メートルです。それを5セットやるだけで100メートルも歩くことになります。足裏の感覚が目覚めることで、芝や砂の上でも下半身に安定感が生まれてバランスを保ちやすくなります。

また、ロングパットは打感が強いので、ショット練習をしないでも手のひらの感覚を研ぎ澄ます効果が期待できます。

ショットと違い、パットならヘッドをボールに当てようという意識がないので、クラブを振るという意識も出てきます。

ストレッチ不足からスタートすると体がよく回らず、手打ち傾向の強いスイングになって、あらゆるミスの原因になります。そんな予防にもロングパットは役立ちます。

 

コースガイドをチェックする!!

スタート前にコースガイドをチェックするだけで攻略方法が分かります。

まず10ホールあるパー4の距離をチェックします。

自分のドライバーの平均飛距離の2倍以上の距離があるパー4はタフなので要注意です。

例えば、ドライバー飛距離が200~220ヤードなら、400~440ヤードのパー4では無理をしないということです。

そして、2打目がグリーンまで150ヤード前後残るパー4も気を付ける必要があります。

距離が長いパー4は、2回続けてナイスショットをしなければグリーンに届かないというプレッシャーがあります。

無理して長いクラブを振り回すことで、ミスの確率がぐんと高まります。

距離の長いパー4は事前にスコアカードに印をつけておけば、ティーグラウンドに立ってから不安になりません。3オンでも構わないと準備ができていれば大叩きもなくなるはずです。

スタートまで慌ただしい時は、

①景色を見る②足裏を覚醒させる③コースガイドをチェックする。この3項目を必ず行ってください。スコアが大きく変わるはずです。