誤解されやすい基本 3 アプローチショット その弐 スタンス幅、スイング幅
「アプローチショット」スタンスによる調整
前回イメージクロックのお話をしました。振り幅を時計の時間でイメージして左右対称にスイングするのですが、もう一つ大事な要素があります。そうです「スタンス」の幅による調整です。
「スタンス」の幅を変える事による調整を併せて行えば、さらに微妙な打ち分けが可能になります。
これ迄のレッスン日記でもお話ししていると思いますが、新規の読者の為に改めて簡単に説明させて頂きます。基本スイングの所でスタンス幅を以下のように決めておきます。
スタンス1:両足を揃えた(足を閉じた状態)間に片足分の隙間(足の幅分)を開いた状態です。(肩幅の1/4)
スタンス2:スタンス1に更に足の幅分を加えて(両足を揃えた分の幅を加えて)開いた状態です。(肩幅の1/2)
スタンス3:スタンス2に更に片足の幅分を加えて開いた状態です。(肩幅の3/4)
スタンス4:スタンス3に更に片足の幅分を加えて開いた状態です。これで丁度肩幅くらいになると思います。(肩幅)
スタンス5:スタンス4に更に片足の幅分を加えて開いた状態です。ウッド系のフルスイングのスタンスになります。
ということで、アプローチを打つ場合に必要なのは上記のスタンス3迄になります。スタンス4以降はほぼフルスイングになりますので、番手の最大飛距離を打つ場合になります。※パターの際にはスタンス0(両足を閉じた状態)の場合もあります。
スタンス幅とスイング幅の組合せ
前回お話ししたスイング1〜スイング4迄のスイングとこのスタンス幅の組合せで距離を細かく打ち分ける事ができます。例えば管理人の場合、PWで最大飛距離が120yだとしますと、これはスタンス4のスイング4(もしくはフルスイング)で打ちます。これをスタンスだけ変えてスタンス1のスイング4にした場合(実際にはあまりこのような選択はありませんが、例として)飛距離が100yになります。
もう少し詳細に説明しますね。例えばスタンス1のスイング1でSW・AW・PW・9I・・・・と打った場合、キャリーはほとんど2y前後でほぼ同じくらいです(僅かに伸びますが)がランが違ってきます。これは一応各クラブによる法則がありますので、念のため記載しておきますと、SWの場合、飛距離:ラン(以下同様で)1:1、AWの場合1:⒈5、PWの場合1:2、9Iの場合1:3、8Iの場合1:4といった具合です。※これはグリーン周りのキャリー2〜3y以内の場合です。
同様にして各クラブ毎にスタンス1のスイング1〜4の場合、スタンス2スイング1〜4の場合、スタンス3のスイング1〜4の場合と試して頂き、キャリーとラン、飛距離と飛球線の高さを確認・把握して下さい。
また、基本的にスイング3をハーフスイングとしますが、飛距離で言うと各番手最大飛距離の6割程になります。例えば管理人の場合では、スタンス1スイング3でSWの場合55y位、AWの場合60y位、PWの場合で70y位といった感じです。
ということで、各クラブ毎のスイング幅・スタンス幅による飛距離が把握出来れば、その時の状況(風やハザード、グリーン状況等)に併せて距離と球筋の打ち分けが出来るってことになります。良くTV解説で言われるライン出しができる(こう言うとなんかカッコイイですね)ってことですよ。
管理人は、練習に行く度にこの確認をやっていました。基本スイングの練習として、毎回やる事なのでこれは皆さんにもお勧めします。
以上、スタンス幅とスイングの振り幅で距離を打ち分ける方法でした。
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