アテンド(attend)
アテンド(attend)直訳すると、世話をする事・接待(名詞)となります。
ゴルフ用語としては、グリーン上でのパットの際にグリーンが広かったり、段差があったりしてホールカップがよく見えない時に、フラッグスティック(旗竿・もしくはピン)を同伴競技者・キャディーに持ってもらうことです。※英語ではtendと言うこともあるようです。
この行為に関わるルールに間違え易い部分がありますので、参考の為に記載してみますね。
基本的なルールは、
基本的にグリーン上からのパットの場合、旗竿(ピン)は抜いておく必要があります。そのままパットしてピンに当たった場合は2打罰(ストロークプレー)になりますし、マッチプレーの場合はそのホールは負けといったペナルティーが課せられます。ですから、グリーン上からパットをする時には 必ず ピンを抜くか、ロング・パットであれば、キャディーや同伴競技者にアテンドしてもらって プレーをすることになります。
また、グリーンの外から打つアプローチの場合は、旗竿を残すか 抜くかプレーヤーが選ぶことが出来ます。旗竿を残す選択をした場合は ボールがピンに当たってもペナルティーは課されないのですが、ピンを抜く選択をし てピンにアテンドしてもらった場合には、ボールがピンに当たるとペナルティー(2打罰)が課されることになってしまいます。
さらに、旗竿を残す決断をしたにも拘らず ボールが止まる前に それを抜いたりすれば、それを抜いたプレーヤー もしくは そのキャディーのプレーヤーに 2打罰のペナルティーが課されることにもなってしまいます。
旗竿の処理をする場合の注意点
これらの違反は、同伴競技者のショットをグリーン上で待っている時に犯しやすいものになりますので、注意が必要です。つまり、同伴競技者のショット、特に、チップ・ショットやカラーからのパットで 、キャディーや同伴競技者は そのショットのボールが止まる前に 旗竿を抜いてしまうと、 ペナルティーが課されてしまいます。グリーンの外にいる(ボールがある)同伴者がいる場合は、旗竿の処理に付いて確認をして対応・処理しましょう。
グリーンの外からのプレーで、例えば、旗竿の近くに人が立っている居る状態で (それを知っていて) プレーをすれば、その人とプレーヤーの間でアテンドに関するコミュニケーションがあったか否かに拘らず、そこに立っている人はピンにアテンドを依頼したものと見なされるので、その点も気をつける必要があります。つまり、その状態でボールが ピンに当たれば、プレーヤーには 2打罰のペナルティーが課されることになります。 ただし、アテンドした人が故意に抜かなかった場合は、この限りではありません 。
その他の注意点としては、
アテンドしてもらったにも拘らず(抜こうとしても直ぐに)ピンが抜けなかったり、同伴競技者の不注意でピンにボールが当たってしまうことがありますが、 そのような場合でも 可哀想ですがペナルティーは 同様に課されることになります。つまり、同伴競技者に ピンへのアテンドを依頼された時の責任は 極めて 重大なんですね。ピンが抜けずに ボールがそれに当たれば 相手に迷惑をかけ、同時に自分にも 2打罰が課されてしまうという情けないことになってしまいます。アテンドする場合(された場合)は ピンがすんなり抜けるかどうか、予め 良く確認しておくべきでしょうね。
一方、プレーヤーが知らない内に、同伴競技者やマッチ・プレーの対戦相手が ピンの傍に立っていた場合は、状況が少し異なります。その状態で ピンにボールが当たれば アテンドした (ピンの傍に立っていた) 側に 、マッチ・プレーであれば そのホールの負け、ストローク・プレーであれば 2打罰のペナルティーが課されますが、知らずに打ったプレーヤーは無罰になります。
以上、アテンド(attend)についてでした。
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