熊本勢、頑張る!!2016年LPGAツアー第7戦目「フジサンケイレディスクラシック」 大会最終日 成績上位者・熊本県出身プロの成績
2016年LPGAツアー第7戦目「フジサンケイレディスクラシック」(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)大会最終日。静岡県伊東市にある川奈ホテルゴルフコース 富士コース(6,367ヤード/パー72)(天候:雨 気温:13.7℃ 風速3.3m/s)
H28年熊本大震災で余震が続く中、県民にとってうれしいニュースが届きました。震災を受けて、熊本県出身プロが活躍し、被災地に向けて熱いエールを送ってくれましたよ。嬉しいですよね!
この日は朝から気温も低く時折強い風が吹くなど、難しいコンディションの中での戦いとなりました。最終日の大混戦を制したのは、我らが大山 志保 プロ(宮崎県の方ごめんなさい、熊本に7年間いた過去があり熊本県出身のプロとして勝手に認定しております)。4バーディー、ノーボギーの68、通算(-11)とし、2006年の本大会以来10年ぶりとなる2度目の「フジサンケイレディスクラシック」優勝の栄冠を勝ち取りました。1打差の2位には、これまた熊本県出身プロの笠 りつ子 プロとアン ソンジュ プロが入りました。
最終組の1組前をプレーしていた大山 志保 プロは、最終18番でバーディーとして通算11アンダーでフィニッシュ。最終組のアン ソンジュ プロが17番を終えて(-12)で最終18番がボギーならば、プレーオフという状況の中、まさかの3オン・3パットのダブルボギーとして、思いがけず優勝が転がり込んできました。
表彰後のインタビューで大山 志保 プロは「プレーオフだと思っていたので、本当に信じられない気持ちです。熊本の震災があり、プロアマの朝まではゴルフをする気持ちになれず、熊本に戻りたいと思っていました」と応じ、ゴルフで元気な姿を見せることで熊本に勇気を送ろうと決意したうえで、気持ちの込もったゴルフを最終ホールまで貫き、そういった熊本への強い応援の気持ちやら様々な意味のこもった今季初優勝となりました。
熊本県出身プロの成績は以下の通りです。
最上位は、上記のように優勝した大山 志保 プロ、見事な優勝でしたね。次いで2日目までは単独首位だった笠 りつ子 プロ、当然ですが熊本への強い思いは大山 プロに勝るとも劣らない程だったと思います。インタビューでは本当に悔しそうでしたね。「悔しいですね。悔しいですけど、思い切ってやれた感じはあります。初日、2日目とトップに立って、熊本に頑張っている姿を見せられたのは良かったかなと思います」。勝てなかった悔しさを滲ませながら、しっかりやったんだというように、どこか晴れ晴れとした表情でした。それでも-10の2位タイは、十分立派な成績でしょう。
笠 プロ自身を含めてこの試合では熊本勢が奮起しました。「熊本の人たちは強いんですよ」。遠く離れた地でも頑張っている姿を見せ続けることが、自分達にできることだと来週からの試合でもより良いゴルフができるように心に誓っていたようです。
ついで、21位タイ(-3)の一之瀬 優希 プロ・豊永 志帆 プロの二人、特に一之瀬 プロは最終日6バーディーと爆発するかとも見えたのですが、上がりの17番でのトリプルボギー、18番でのボギーが痛かったですね。そして28位(イーブン)の上田 桃子 プロ、最終日の折り返しでバーディーが来ませんでした。次いで35位タイ(+3)の野口 彩未 プロ、同様に最終日に伸ばせませんでした。
今週は、皆さんよく頑張って頂いたと思います。優勝・2位タイ・21位タイに二人、28位タイ・・・・、みんなで熊本に勇気を与えてくれたと思います。しっかり気持ちは伝わりましたよ。
ありがとう!皆さんの今後の活躍を期待しています。
みんな~~がんばれ~~!!応援してますよ!!。