熊本県出身プロどうし、しかもプレーオフ!桃子対決!! え~~っ!!そんなことあるんだ!!

『パナソニックオープンレディース』最終日5月2日 千葉県 浜野ゴルフクラブ 6,638y・Per 72

 

熊本県のゴルフファンにとって夢のような最終日・プレーオフが実現しました。

しかも同じ「桃子」どうしによるプレーオフだなんて、なかなかないことですよね!?

確率的にはどのくらいになるのかなぁ!?などと埒もないことまで考えてしまいました。

最終日、-5で並んだ上田 桃子 プロ大里 桃子 プロによる、ツアー史上初の“同県出身プロ同士による

”プレーオフ桃子対決”です。

詳しいゲーム内容はともかく、結果的に同じ熊本県出身の2人による直接対決は、2ホール目でパーをセーブした先輩「上田 桃子 プロ」が意地を見せた形になりました。

これで、2019年のヨネックスレディス以来、2年ぶりの優勝となるツアー通算16勝目を勝ち取りました。久しぶりの優勝で本人もうれしかったことでしょう。

 

優勝後の記者会見で上田 桃子 プロは、このプレーオフを勝ち取った理由の一つについて以下のように語りました。

「1ホール目ですごいいいパーパットを(大里 桃子 プロが)決めていた。これで次は絶対バーディを獲る気持ちでいかないとやられると思った。「絶対隙を見せないように(したい)!。この1ホール目があったから引き締められたと思います」と話しました。

とはいえ、「同郷で、同じ桃子だし、絶対にネタになるんだろうなって思ってました。だから余計に負けたくないなと思ってたんですけど…(笑)」とも・・・・。

単に先輩の意地だけではなかったのですよね。

実際、この“桃子対決”は大きな話題になり、各メディアの見出しにも数多く使われました。

当の上田 桃子 プロは、もう一人の「桃子」(大里 桃子 プロ)について「(去年の)コロナ禍の時に、熊本で一緒に練習して、ショットメーカーで、いいゴルフをする選手だなと思ってました」との印象と共に、「桃子ちゃんもいい子ですし、あまりバチバチって感じよりは、しっかり自分のやるべきことをやろうと思ってました」とも話していました。

一方の大里 桃子 プロにとって上田 桃子 プロは、「ジュニアの頃から目標とし尊敬する先輩プロ」。今回、惜しくもその憧れの人を倒すことはできなかったのですが、「プロ入りしてから初のプレーオフで、しかも熊本の大先輩の桃子さんと一緒にできた。一生に一度あるかないかって感じ。すごく楽しかった」と先輩プロへの尊敬を失くすことなく、スポーツ選手として潔い感想を話していました。

もちろん優勝を逃した悔しさはあるでしょうが、それを上回って同郷の先輩プロとの勝負を楽しんだ感じをこちらも強く受けました。

女子プロツアー史上、同県出身プロの同名のプレーオフという大きな話題を提供してくれたことに熊本県民ゴルファーとして感謝したいと思います。

二人の桃子プロ、ありがとう!!そして、今後もがんばれ~~!!

 

もう一つ、ついでにと言えば語弊があるでしょうが、県出身プロの中で「笠 りつ子 プロ」がこのところ上位にいることが多く、コツコツと地道な努力で復活を果たした(まだまだという方もいらっしゃいますでしょうが)彼女のファンの一人として嬉しく思っております。応援してますよ!!