ゴルフ用語 追加 アドレス(Address)2

ゴルフ独特の言い回しというか、言い方であると思われる「アドレス」。ルールブックにもその定義として以下のように記載されています。

球にアドレスプレーヤーがスタンスをとってクラブを地面につけた時に、そのプレーヤーは「球にアドレスした」という。ただしハザード内ではプレーヤーがスタンスをとった時に、そのプレーヤーは球にアドレスしたことになる。

前回の解説については(http://localhost:50650/wp/words/4645.html)に記載していますので参照してみてください。

前回は記載しきれなかった、ちょっとしたトリビア的な部分について追加記載したいと思います。

このアドレスという意味については、一般的には(日本においては)、「ボールに対して打つ体制をとること」と解釈されているようです。この解釈については何も言うことはないのですが・・・・。これを普通に英訳すると、「セット・アップ set up」とか、「ポスチャー Posture」と表記します。そうなんですよ、「アドレス Address」ではないんですよね・・・・・・????。

Address の意味・語源はAD(=to)+direct  ⇒ ・・・に直接向ける でして、ここから手紙を出す宛先(アドレス)という意味が生じたようです。そこから更に発展してゴルフ用語として、「ボールに体を向ける」あるいは、「目標に対してクラブの向きを決める ⇒ ソールを地面につける」といった意味になったようです。

さらに、アドレス(Address)「人に向けて言う」といった意味もあり、⇒ アドレスした ⇒ 打つ用意が整った。⇒ その意思表明を行った という意味もあるそうです。だから一旦アドレスした後にボールが動いた場合には、プレーヤーの責任として一打罰が付加されていた訳なんですね。※今は改正されてプレーヤーに責任のない場合(風など)は罰はありません。

それでは何故、ゴルフの総本山(R&A)が set up  や pusture  を使わずに Address を使用したのでしょうか? これはAddress はゴルフ用語としてルールブックの一番目(アルファベットの順番からすれば)に出てくる言葉であり、また、ゴルフがこの「Address」から始まるといったちょっと意味深な理由があるようですね。

さて如何だったでしょうか?ちょっとだけ得したような気分になっていただけましたでしょうか?まぁ、知ったところで特に何かあると云う訳でもありませんし、正に「トリビア」 ささいな・無駄な知識といった所ですかね。(笑)