ゴルフの科学的考察 手軽にできるトレーニング その参

7月の初めの頃(10日・11日)手軽にできるトレーニングと題した記事を掲載しました。この時は肉体的なものでしたが、今回はイメージトレーニング(脳内トレーニング)について記載してみたいと思います。

イメージトレーニング(脳内トレーニング)とは?

検索をしてみますと、「実際に体を動かすことなく、動いている自分を思い描くことによって技術や戦術を向上させるもの。具体的なイメージを思い描くことで、実際に動くときに集中力を高めやすく、また、雑念を払うのに役立つと考えられている。」と言ったような記載があります。

脳科学では、「一部の脳の運動野は実際に運動するよりも、イメージのほうがよく働く」というようなデータが示されたこともあるようです。また、イメージトレーニングをさらに進めたものとして、対戦相手を想定して自分の体を動かすシャドーボクシング等がありますね。

ゴルフ練習場でも、コースを想定してクラブ選択・距離の選択・風や各種条件の選択等をしたスイング練習をしますよね。「〇〇ゴルフクラブの〇番ホール、左ドッグレッグ・458y・距離風はやや強めのアゲインスト、フェアウェイはやや左へ傾斜」などどいった想定で、実際にショット、ショット結果をコース上にイメージ、更に次のショットといった具合です。

これで18ホールを回ってみます(グリーン上のパッティングは省いて別練習)。これはかなり有効な練習方法だと思います。これだと結構な回数ラウンドできますよ。3ラウンドくらいは朝飯前です(笑)。

 

ゴルフの限らず、ギターとかピアノ等の楽器の演奏ではこのイメージトレーニングは欠かせないものとされています。私もギターを弾きますが、イメージはとても大事な部分です。理由は、このトレーニングをすることでイメージ力(リョク)とでも言いますか、脳や体に動きをインプットすることが、よりやり易くなるからです。

イメージしたうえで、実際に演奏をしてみると「体の方で勝手に?反応してくれる」ような感じですね。もちろん一発でできることは少ないのですが、実際の演奏とイメージのずれを修正することがトレーニング(練習)になる訳ですね。

ゴルフでいえば、理論的に考えているスイングをイメージして、スイングを頭の中で再現してみるといったようなことになります。これは結構役に立つはずです。ただし、自分の頭の中でスイングの細かい再現ができるという人は、既に相当の腕前がある人でしょう。

長くなりましたので、続きは次回という事で・・・・・。