コニカミノルタ杯での佐伯 三貴 プロの失格の理由

先日行われた「日本女子プロ選手権 コニカミノルタ杯」の決勝ラウンドへの通過を決める大会2日目にちょっと珍しいというと語弊があるかもしれませんがハプニングが起こりました。

予選通過ラインぎりぎりで何とか予選通過したと思われた佐伯 三貴 プロが失格の裁定を受けてしまい、決勝ラウンドへの出場ができませんでした。事の顛末は以下のようなことだったようです。

「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」2日目、1Hスタートの第5組、佐伯 三貴 プロと同組の大谷 奈千代 プロは6番を終えたところで「じんましん」を理由に途中棄権となってしまいました。同組だったのがキム ナリ プロで、残り12ホールを2人だけでラウンドすることになりました。

前日通算2オーバー61位タイと出遅れた佐伯 三貴 プロ、さらに2つスコアを落として迎えた17番でアプローチをOKに寄せたものの、この“お先に”パットを外してボギー。肝を冷やすカットライン上の通算5オーバー58位タイで、なんとか決勝ラウンドへ駒を進めた――と思われたのですが・・・。

アテスト(※ゴルフ用語参照 http://localhost:50650/wp/golf_rules/4638.html)を終えてクラブハウスに戻ってきた佐伯 プロに、彼女の父が声を掛けました。「お前、ちゃんとサインを貰ったのか?」。一瞬きょとんとした表情の佐伯 プロだったのですが、すぐにその不備について思い当ったのでした。「サインが無いなぁと思ったけど、(ボランティアの人に)オーケーだって言われたから・・・」。と言った佐伯 プロに「そんなの関係ない!」と父親。

佐伯 プロの当初のマーカーだった大谷 プロは、佐伯 プロのスコアカードにサインをしてから棄権したのですが、残りのホールはマーカーがキム・ナリ プロに代わります。そのため、スコアカードには2人分のサインが必要だったと云う訳なのです。事態に気付いたキム ナリ プロも、不安そうな表情で佐伯 プロを見つめたのですが、佐伯 プロは「三貴が悪いから、気にしないで。クエンチャナ(大丈夫)」とキム ナリ プロを慰めてからLPGAの委員会ルームへと向かったのでした。

長くなりましたので、続きは次回(明日)の記事でということで、申し訳ありませんね。