ゴルフ用語辞典 ヒッコリー(Hickory)

辞書でヒッコリー(Hickory)を調べてみますと、以下のような記載があります。

ヒッコリー:クルミ科の落葉大高木。葉は羽状複葉。5、6月ごろ、雄花と雌花とが咲く。果実は長楕円形で、ペカンといい、食用にする。材は家具やスキー板などに使用。北アメリカの原産。

特にこれはと言うような意味はないですよね。普通にクルミ(胡桃)類の高木の事のようです。ご存じのように実はナッツとしても有名な食用の木の実ですし、その材は堅く強く、曲げや衝撃に対して粘り強い為、器具や運動具。家具などに重用されてきました。ゴルフクラブのシャフトやスキー用の板、ストックなどにも使われています。

原産地はアメリカ、なんとなくヨーロッパが原産地のような気がしていたのですが、勘違いだったようです。バージニア州のインディアン、ポーハタン族の言葉で、ポヒッカリーとかポカヒッコリーと呼ばれていたそうです。彼らは斧の柄や弓矢の弓の材料として使用していたようで、これらがヨーロッパに輸入されると同時に言葉も輸入されたようで、頭のポが取れてしまって、ヒッコリーとして残ったそうです。

ゴルフ用語としては、一昔前のクラブのシャフト用の木材として名を馳せたようですね。ヒッコリー シャフトとは、ゴルフ用語の一つ、 木の (クルミ科の木) シャフト。スチールシャフトの出現により姿を消してしまったようです。既にスチールシャフトもカーボンにとって代わられている分も有りますけどね。しかしながら今でも、パターなどで稀に使われることがあるそうですよ。