ゴルフ用語辞典 ホール(Hole)
ホール(Hole) 辞書で調べてみますと、以下のような記述があります。
【名詞】【可算名詞】
1 穴:(靴下などの)破れ穴、(道路などの)窪(凹)み。
2 a (ウサギ・キツネ等の) 巣穴。
b 《口語》で(穴のように小さく)むさくるしい家、ひどい住まい。
3 《口語》窮地:(特に)経済的苦境。
4 (理論・論理の)欠点、欠陥、間違い。
5 【ゴルフ】
a ホール・カップ(ボールを打ち入れる穴)。
b ホールから 《tee からホールまでのコース》のこと。
5の記載のあるように、ホールには2つの意味がありますよね。一つは1番ホールとかロングホールと言うようにティーインググランドからグリーンまでの区域全体を指す場合。2つ目はグリーン上に空けられたピンが立っている穴の事で、アメリカではカップ(cup)と呼ばれているホール(穴)を指す場合ですね。
用語の定義 19 でその大きさや深さが規定されているのは後者の方ですね。前者はプレー用語であり、後者はゴルフのルール用語という事になります。
その昔、ゴルフコースにはティーインググランドもなく、当然のようにグリーンも有りませんでした。あるのはいくつかのホールだけ、ボールをホールに入れた後は、ホールから一つまみの砂を取り出してその上にボールを乗せ(ティーアップ)、ティーショットを打っていたんですよね。
当時の(1744年)に制定された最古のルールにも「ボールはホールの1クラブレングス以内にティーアップ」という、第1条があったそうですから、この名残りでホールと言う言葉に2つの意味が残ってしまったというのが事の真相のようです。
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