ゴルフ用ストレッチ 柔軟性を高めスイングを安定させる その壱

今回からは柔軟性を高めスイングを安定させるストレッチをご紹介しますね。

先日、某国営放送局の朝の番組で大河ドラマの主演をされている有名俳優(岡〇准〇さん・・誰だかお判りですよね)のお話しをきいていましたら、とても面白いお話をされていました。彼は武術を結構練習していて、ある武術では師範を務める程の腕前とか。他局のドラマでもスタントなしで格闘シーンの演技していたとか、聞きました。

その彼が、姿勢の話をしていて、今日これからお話しする骨盤をやや前に傾けた姿勢がとても重要である、昔の剣術使いの達人も同様の姿勢をとっていたのではないか?と云うような話でした。良い姿勢とは武術にも繋がるものだと、妙に感心した僕でした。

やや話が横道に逸れましたかね。本題です。

理想的な姿勢、例えば立っていても疲れにくく、肩や腰、膝に負担がかからない立ち姿勢をとるには、前述しましたように、骨盤がやや前に傾くようなポジションをとる必要があります。こうすると(骨盤をやや前に傾けると)臀部や腿裏の筋肉群の張力が引出され、自然に体を支えることとなり、楽に立つことができるようになります。当然ですが、歩くことさえも楽になり疲れにくくなります。

この鍵を握っているのが股関節の捻じり動作になります。この捻じる動作の時に股関節を内側に回す動作にブレーキがかかるようですと、俗にいう「がに股」になって、つま先が外に大きく向くと同時に膝が外を向いてしまいます。すると膝が曲がって大腿の前の筋肉の緊張が高まり、脚の力で体を支えることとなって膝に負担がかかってしまいます。

併せて、膝が外を向いている為臀部・腿裏の筋肉にストレッチを掛けることが出来ず、臀筋群や腿裏の筋群、腰の筋群を緊張させ固めることで身体を支えることになり、腰の負担も増加します。つまり下半身の筋肉群をがっちりと固めることとなってしまい、スイングもやりにくく、股関節も固まって動きにくくなり、左右への体重移動(重心移動)も上手くできないことになってしまいます。

その結果、右足だけで蹴ることとなって、体の軸がぶれてしまい、骨盤も肩も左に上がってしまって、ボールを芯で捉えることすらできません。当然ですがスライスやダフリ、トップ、はたまた明治の大砲と言ったエラーの原因に繋がってしまいます。

長くなってしまいましたね。続きは次回という事で・・・・・・・・・。