ゴルフの科学的考察 グリーン周りからのアプローチについて その弐

さて、前回からの続きです。距離の計算からアプローチを行っている場合が多いのではないか?との疑問についての考察の途中でした。

計算することは、間違いではないのですけれど・・・・。

もちろんその計算通りにできるようでしたら、初めから問題ない訳ですよね?しかしながら、現実はそう甘くはなく、その計算通りにいかず、ティーショットを曲げ、セカンドはトップしてしまい、3打目はグリーンを外してしまって、結果的に残り30yと言う場合がほとんどなのではありませんか?そうして、前回の頭で質問したように残り30ヤードをどのように考えるのか?と言う対処を考えなければならない訳です。(笑)

グリーン周りのアプローチで一番大切な要素といえば・・・・・・・、そうです、ズバリ!ライの状態です。ボールはフェアーウェイにあるのか?あるいはラフの中なのか?しかも芝の中に沈んでいるのか?浮いているのか?はたまた、ベアグランド上なのか?芝目は順目なのか?それとも逆目なのか?ということが大事な要素ですよね?

ライの状態が良ければ、様々なクラブの選択が可能になってきますし、逆に悪いライの中であれば、クラブの選択は限られてきますよね。更に言えば、ライの状態 + ボールの落としどころをどこにするのか?を考えなければなりません。ピンそばに上から落とすのか?転がして寄せるのか?と言うようなことをイメージして判断を決める必要があります。

もちろんそれだけではなく、グリーンの状態だって様々な状況が想定されますよね。グリーンは広いのか狭いのか?受けているのか?それとも砲台グリーンで流れやすいグリーンなのか?平坦で単純なグリーンか?うねりがきつい難しいグリーンなのか?グリーンは早いのか?遅いのか?ピンの位置は手前グリーンエッジから近い処か?それとも中央寄り?或いは手前グリーンエッジから遠い向こう端なのか?etc、etc・・・・・・・。

そうですよね、考えることは結構たくさんあって、大変なはずなんですけれど・・・・・・、意外と皆さんやっていないのではありませんか?

長くなってしまいましたので、例によりまして、続きは次回という事で・・・・・。