グリーンキーパー(a greenkeeper)

辞書で調べてみると、「グリーンキーパー(a greenkeeper)」 : ゴルフ場管理人 くらいしか出てきませんね。

ゴルフ用語としては、ゴルフ場の芝の管理を行っている人のことになります。

 

グリーンキーパーの仕事とは?

芝というのは意外に弱い植物で、暑さや湿気で、すぐに枯れたり病気になったりしてしまうらしいですね。でも最近は芝の品種改良も進んでおり、日本の気候環境に適応した強い芝もあるようです。ということで、一面芝で覆われているゴルフ場が一年中良好なプレーイングコンディションを保てるかどうかは、コースの管理責任者である「グリーンキーパー(a greenkeeper)」の腕にかかっているといっても過言ではありません。 僕らは、何気なくゴルフ場でプレーをして、勝手なこと云っていますが、結構芝の管理って大変なようですね。

「グリーンキーパー」は、コース全体の管理スケジュールを立て(散水、刈り込み、施肥、除草、エアレーションなどの更新作業)、日々の作業を行い、必要に応じて傷んだ個所の修復を行うのが仕事ということになります。特にグリーンは、刈り込みの高さや回数、散水量を調節して、プレーに適したコンディションに作り上げなければなりません。中でも、競技などで使用する場合はグリーンを固く、速くし、一般営業の場合は、それよりやや軟らかく、適度な速さに仕上げる事になるそうです。

これには数日~1カ月くらい前からの計画的な作業が必要(当然ですが、一度に実施することは物理的に無理がありますので)で、ここで優秀なキーパーがいないと、質のいいグリーンを作るのは難しい事になってしまいます。また、毎日のカップ位置を決めるのもキーパーの重要な仕事の一つになります。グリーンの状況を一番理解しているグリーンキーパーでなければ出来ないということなのでしょうね。

 

グリーンキーパーの資格?

ちなみに、キーパーになるために必ず必要というわけではないのですが、「芝草管理技術者」という資格認定制度があり(特定非営利活動法人である、日本芝草研究開発機構が認定)、最近ではこれ取得しているキーパーが多いようです。海外では、農学博士号を持っていたりする場合も多いとのことでした。博士がグリーンキーパーをやっているということになって、なんだか申し訳ないような気分になってしまいますね。