ティーペグ(もしくは、ティーペッグ)の起源

ティーペグの起源について

ティーイング・グラウンドでティー・ショットを打つ際にボールを乗せる「ティー・ペグ(一般にティーという)」についてです。

今ではカラフルで様々な色のティーがあり、素材も木製・プラスチック製・はては土にかえるティーなどなど、形状も特徴的な物が数多く店頭に並んでいますよね。

さてこの「ティー・ペグ」ですが、器具としては1889年にイギリスで台状の物が発明され、それから約36年後の1925年にアメリカで今の一般的な形の木製のティーが誕生したのだそうです。今からすれば、約90年ほど前のことになります。ゴルフの発祥からすればつい最近のことになるのですね。それでは、それまではどの様にしていたのでしょうか?。

もともとティーとは「一握りの砂」という意味があり、ティー・ショットも元々はティーイング・グラウンドに砂を盛り上げてその上にボールを置いて打っていたとのことらしいですね。「ホールカップの大きさ」の項でも記載しましたが、前のホールのカップホールから土(砂)を持ってきてネクストホールのティーインググランドに盛り上げてボールをセットしていたらしいのです。それでホールの大きさが変わってしまい困ったグリーンキーパーが近くにあった土管を使ってホールカップとし、以後はカップホールが大きくならなくなったとの話が伝わっています。

イギリス出身の女子プロきっての飛ばし屋、ローラ・デイビスをご存知の方は彼女がティーを使わずに土を盛り上げてティー・ショットを打つ光景を思い描くとなんとなく過去のゴルファーの姿もまた思い描けるのではないでしょうか・・・。ちょっと話が古かったでしょうかね。