シグネチャーホール(signature hole)

 

シグネチャーホール(signature hole)とは?

そのコースを1ホールで代弁するような、強く印象に残るホール、戦略性の特徴が凝縮され、景観の特に美しいホールのことを、「シグネチャーホール(signature hole)」と呼びます。「signature」は署名(サイン)のことですが、形容詞では「特別にあつらえた(特徴的な)」という意味があります。こちらの意味でそのコースを代表する特徴的なホールということになるわけですね。

とは言うものの、どのホールがシグネチャーホールなのかということは、これを判断する人によって異なりますし、最初からどのホールと決まっているというわけではありません。ただ、フィニッシングホールとなる18番は、多くのゴルフ場設計家がそのコースのデザインの総まとめという意味を込めて設計するため、結果的に「シグネチャーホール」と評される場合が多くなっているようですね。

ちなみに、全米オープンの開催地ともなっている米・カリフォルニア州のぺブルビーチゴルフリンクスは、どのホールもシグネチャーホールと呼ぶべき、印象的なホールが多いコースとして知られています。その中でも特に有名なのが、岩の切り立った海岸線に突き出すように作られたグリーンに向かって打ち下ろしていくアウト7番のパー3と、コースの左側がティからグリーンまでずっと海岸線となっていて、かつ左ドッグレッグしているためティショット、セカンドショットともに狙いが難しい最終18番パー5の2つです。

TV中継があるとついつい見入ってしまうようなコースで、見るたびに「すごいところに作ったな~」と感心していまいます。一度くらいはプレイしてみたいと思う管理人でした。