ネット(net)・ ネットスコア(net score)

ゴルフという競技は、ハンディキャップ(以下、HC)というシステムのおかげで、ゴルフは幅広い年齢のプレーヤー、技量の異なるプレーヤー同士が同じフィールドで競うことができますよね。HCを用いたトーナメント(ストロークプレー)では、実際のトータル打数からそのプレーヤーのHCの数字を引いた数が、正式なスコアとなるわけですが、このHC修正後のスコアを「ネット(net)」、あるいは「ネットスコア(net score)」といいます。

例えば、HC 0 の人とHC 18 の人が対戦した場合、スコアがそれぞれ72、89だとしますと、ネットスコアはHC0の人が「72-0=72」、HC18の人は「89-18=71」となり、HC18の人の1ストローク勝ちとなってしまいます。

ちなみに、マッチプレーの場合は、ネットスコアが各ホール毎に算出されることになっています。マッチプレーのHCは、ホールの難易度の高い順に、その人のHCと同じ数のホールに1打ずつ与えられるようになっています。HC18なら、すべてのホールに1打ずつですね。HC19以上なら、各ホール1打+ホール難易度の高い順にさらに1打ずつとなります。あるパー4のスコアが「5」のボギーでも、そのプレーヤーのホールHCが「1」なら、ネットスコアは「4」でパーということですね。

反対語は「グロススコアー(gross score)」ですが、 18ホールの合計ストローク数のことになります。略して「グロス」ともいいます。この数字からハンディキャップを引くと「ネットスコアー」になる訳ですね。