ゴルフ用語辞典 ピン(pin)

ピン(pin)

旗竿」を英語にすると、”flagstick”となります。グリーン上に立てられている旗竿も、もちろん”flagstick”なのですが、それより「ピン(pin)」という呼び方のほうが、ゴルファーには「ピン?」ときますよね。(笑)

 

なぜ、あの旗竿が”pin”(直訳すると主に飾りピンの意)と呼ばれるのかといいますと・・・・・。

かつて、旗竿の先には旗ではなくて、カゴ状に編んだ小さなバスケットを竿の先に取り付けて使われていたことに由来するとのこと。風の強いイギリスのことですから布製の旗では、すぐに破けてしまうので丈夫なカゴ状(ウイッカー・バスケットと呼ぶ)になったそうです。カゴは風を通すので、風の強いリンクスでは都合がよかったようで、このカゴ状のバスケットが付いた旗竿を遠くから見るとその形が婦人用の帽子を髪に留める長いピン(hatpin)に似ていたことから、ピンと呼ばれるようになったというのがその理由だそうです。

ちなみに、ピンの長さは、一応「7フィート以上(約213㎝以上)あることが望ましい」とされていますが、それ以上に明確な規定はありません。アップダウンの多いコースで、ピンが(打ち上げなどで)見えにくい場合はそれより長いピンが使われていることもあるし、風の強いイギリスのリンクスなどでは、それより短いピンが使われたりしているとのことです。