ゴルフ用語辞典 ファーストカット(first cut of rough)

ファーストカット(first cut of rough)

スルーザグリーンにおいて、芝を短く刈ってある部分がフェアウェイ、芝を刈っていない(あるいは長めに刈ってある)部分がラフと呼ばれています。コースによっては両者の境にあたるところに「フェアウェイよりも芝が長いが、ラフよりは短い」中間的な部分を設けている場合があります。この部分を「ファーストカット(first cut of rough)」と呼びます。

ファーストカットが設けられる理由は、フェアウェイに落ちた「良いショット」が、不用意にラフに転がり込むアンラッキーを軽減するためなのです。一種の緩衝地帯と云う訳ですね。

ちなみに、ファーストカットは区分上はラフなので、仮にボールが落下の勢いで地面にめり込んでいたとしても、無罰で拾い上げることはできません。フェアウェイならば、ボールを罰なしに拾い上げてふき、ドロップして再プレーすることができるのですけどね。(ゴルフ規則25‐2参照)

最近のゴルフの中継を見ていると良く使われますよね、少しばかり前までは「セミラフ(Semirough)」と言っていたような気がしますが、呼び方が変わったんでしょうね。(※同じ意味ですけどね)