「グランドスラム(Grand Slam)」って?
「グランドスラム」とは主要なものをすべて制覇することです。一般的には国際テニス連盟が定める4大国際大会を全て制覇する事を指します。元々はトランプゲームのコントラクトブリッジで圧勝を示す言葉だったそうです。グランドスラムはその用語を拝借したものであり、その後広く色々な競技に広がっていったようですね。スポーツにおいては数字の「4」にまつわる事がほとんどで、例えば野球の場合、満塁ホームランをいいます。そしてテニスの場合、全米オープン・全仏オープン・全豪オープン・ウィンブルドンの4大大会を1年のうちにすべて制覇することを言います。
いまやいろんなスポーツや分野で使われる「グランドスラム」という言葉ですが、最初にこの言葉が使われたのは実はゴルフにおいてでした。
1930年に当時28歳のアマチュア、ボビー・ジョーンズが、全米アマチュア選手権・全英アマチュア選手権・全米オープン・全英オープンの世界4大タイトルを1年のうちに制覇した時に初めて使われたそうです。テニスで最初に使われたのが、1938年のアメリカのドン・バッジがテニス史上初の今で言うところの4大大会を制しました。この時からこの4台大会の優勝達成を「グランド・スラム」と呼んだのだそうです。
今ではメジャーと言われる世界4大トーナメントを1年のうちにすべて制することを言います。メジャー大会とは
男子の場合は①全英オープン、②全米オープン、③マスターズ、④全米プロゴルフ選手権 の四つ、
女子の場合は、①全英オープン、②全米オープン、③クラフト・ナビスコ選手権、④全米女子プロゴルフ選手権
の4大会でこれらをすべて制覇する事を言います。
実はゴルフにおいては今いうところの年間グランドスラム達成者は、いません。生涯のうちに全メジャー大会を制する「キャリア・グランドスラム」達成者がわずかにいるだけです。
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