誤解されやすい基本 36 練習グリーンで入念にタッチを確かめる!? その2
前回の続きです。
何を基準にしておくべきでしょうか?
基準としておくべきこととして①基本のスタンス幅、②基本のスイングの幅、③その基準でストロークした時のボールが転がる距離、の3つが挙げられます。この基準でその日の練習グリーンのタッチを掴みます。私の場合、距離が4.5m・スタンス幅肩幅・ストローク5時7時が基準となります。これと比べてショートするようであれば、遅いグリーンですし、オーバーするようであれば、早いグリーンという判断が可能になります。
後は、登りと下りの感じでしょうね。タッチとは別でグリーンの傾斜によるボールの転がり具合になるのですが、練習グリーンには様々な傾斜が用意されていますので、これくらいの傾斜ではこんな感じといった具合にその感じを掴む必要があります。この辺はそれぞれの個人の感性によるべきものですので基準といったものはありません。
最近は、ゴルフ場によってグリーンの刈高やスティンプメーターでのグリーンのスピード、コンパクション(グリーンの硬さ)を表示している丁寧な案内がある所も増えてきているようですので、大いに利用すべきでしょう。といっても、「今日は12フィートだからかなり速そうだ」などとは、経験のあるゴルファーにしか言えないでしょうし、何度か表示されたスティンプメーターの表示を経験して掴むしか無いようです。アマチュアの我々としては、まあ、おおよその速さとしてイメージしておくこと位でしょうね。
ちなみに、プロのトーナメントでの表示が11~13フィートですので、10フィートを超える設定は一般のゴルフ場では少ないものと思われます。
とても親切で情報としては有難いのですが、注意すべき点として自分の潜在意識の中に「今日は早いとか、今日は重たい」とかいった先入観を持ったままプレーすることだと思います。これは大変危険な思い込みになる場合があります。
表示されたグリーンの情報は基本情報としては大事なものでしょうが、本コースのグリーンのスピードやボールの切れ方は自分の目で見たイメージ・足の裏で感じる傾斜や硬さ、肌で感じる温度や湿度など、五感のすべてを利用して読むべきだと思われます。
基本情報として参考にしながら、グリーンの状態に応じて臨機応変に対応してグリーンに対峙してみましょう、きっと良いスコアーが付いてくるのではないでしょうか。
関連記事
この記事を読んだ方へおすすめの記事はこちら