統計データから見た、平均的なゴルファー像とは?
総務省統計局のデータ(※下グラフ参照)によれば、2001年には 日本人全体の 11.5%(1億2千万人として1,380万人) の人が何らかの形でゴルフをしていたようなのですが、2011年までに その割合は 8.3%(同上、996万人)にまで減ったらしいのです。この数字は 練習場で ゴルフボールを打つだけ というような人も入っていますので、実際にゴルフ場で プレーをする人の数 (割合) は 840万人 (7%) 前後と考えられるようです。
ゴルフに限らず、スポーツとしての行動人口が減少していますので、需給のバランスからすれば、ゴルフのプレー代金が下がって、よりリーズナブルな価格でゴルフができるようになったものと思われます。また、若い女性のプレーヤーが増えているのは喜ばしいことですね。
なんだか、下心があるような言い方で申し訳ありません。いや、決してないとは言いませんが・・・。(笑)
一方、財団法人・社会経済生産性本部という団体のレジヤー白書 2008 という出版物によれば、近年、ゴルフ人口は減少を続けているのですが、プレー回数や一人当たりのゴルフに対する出費は上昇しているそうです。ちょっとデータとしては古いとは思われますが、ゴルフがある程度一般化してきていることは想像がつきますよね。更に最近では、ゴルフのプレー代が下がってきており、これに反比例して若年層の増加により、ゴルフ人口自体は増えているような気がします。
これを裏付けるようなデータとして、2007年のコースでの年間プレー回数は 15.0回で、前年比 4.2回の大幅増加となり、プレーに関する年間支出も18万 2900円で前年比 6万300円増えております。1日当たりの費用 (プレー代、用具代等含む) も 1万 2190円で、前年比 940円高くなっているようですので、この傾向は更にプラス方向へ傾いていると思われます。
ゴルフ人口に限らず、スポーツ人口は減少する傾向にあるようですが、良く見てみると、好きなスポーツや趣味には一層盛んに参加するが、中途半端には参加したくない、という人の割合が増加しており、ゴルファーにもそうした傾向が見られます。これは団塊世代の人口比率が上がってきており、バブル期にゴルフを経験した人たちが、プレー代が下がってより参加しやすくなったという原因が推察されます。
ということで、統計データから見た平均的なゴルファー像としては、50歳代の男性で、年間のプレー回数は15-18回、年間で20万円前後のゴルフに対する支出をし、1回のプレー代が12,000円前後といった感じでしょうかね。直近のデータではありませんので、皆さんの実感とのズレや、多少の誤差はご容赦くださいね。
関連記事
この記事を読んだ方へおすすめの記事はこちら