「ゴルフ場の除草剤って、大丈夫なの?」 という疑問①

ゴルフ場の草取りって、どうやってるの?

前回、ゴルフ用語辞典の「オーバーシード」の項で芝生の植え替えの記事を書いたのですが、その時に管理人はふと思いついた事がありました。「そういえば、ゴルフ場の芝生って雑草が生えてないけど、どうしてるんだろう?」と考えてしまったのです。「まさか、人海戦術で草取りをしてるってことは無いでしょうし・・・??」、ゴルフ場って広さが半端じゃないですからね。

で、気になって調べてみたら、何の事は無い「除草剤を使用してる」ってことでした。「そうか除草剤か・・・、ん?除草剤って???」「芝生も植物だし、除草剤で枯れないのかな??」、「う〜〜ん芝生を刈らさないで雑草だけに効く除草剤があるのかな?」と言うことで更に調べてみましたら、あるのですね芝生以外の雑草に効く除草剤ってのが。納得でした、それであの広いゴルフ場の草取りが出来るんだと。

除草剤って大丈夫なの?

でも、除草剤って聞くと何となく「有害じゃないの?」って思いませんか。管理人も今回の調査(って程ではないですね、笑)でやっと安心した次第なのですが、どうもマスコミの報道に踊らされていたのではないかと・・・・。 思い込みってやつは、どんな場合にも厄介なものですね。

皆さんはゴルフ場の除草剤の使用に付いてどう思われていますか? どうも除草剤というと、除草剤 = 農薬 = 毒 = 危険 といった図式が作られていてあまり好意的には見られていないような気がするのですが・・・。思い込みでした。(反省)

ゴルフ場を作ろうとすると必ずと言っていい程「周辺環境に与える除草剤の影響があるのではないか?」とか、「環境汚染が気になるとか」とかの報道がなされ、したり顔の解説者が「心配です。」などと宣(のたま)うのですよね。何なのでしょうかね?、この偏向報道ともいえる無知で無責任なマスコミは、まったく根拠の無い心配を口にして不安を煽っているとしか思えないのですが・・・。言い過ぎ?

まあ、別にゴルフ場の除草剤に限った事ではありませんから、いまさらなのですが・・・。

 

植物の成長ホルモンを利用した除草剤

話を元に戻しましょうね。

多くの除草剤のうち植物用成長ホルモンを利用しているものもあるそうですよ。例えば、植物は成長ホルモンを芽が光に向かって生えていったり、根が光から遠ざかるように成長するのに利用します。同じ濃度でも芽と根では作用が逆になることを利用しているので、芽と根は反対側に曲がって成長するのです。 そして、この成長ホルモンの濃度によって、成長を促進するのか、或は妨げるのかは、植物の種類によっても違ってきます。

芝や稲などは、単子葉植物といって、1枚の葉で芽を出して、葉っぱが細長くなります。 それに対して多くの雑草は双子葉植物といって、双葉の芽を出して、葉っぱは丸っこくなります。 そうなんです!、この性質を上手く利用して単子葉植物には無害でも双子葉植物には有害となる濃度の成長ホルモンを使うという訳ですね。これは、もともと自然界に存在するものに近い物質なので、周辺環境に与える影響も少ないとの事でした。

長くなりましたので続きは次回と言うことで・・・。