ゴルフ用語辞典 ツリーライン(Tree Line)

ゴルフ場でのハザードと言えば、通常バンカーと池(砂と水)ですよね。世界を見渡してみるとスコットランドのリンクスコースには、この「砂と水」以外にも「風」といったハザードがあることは皆さん良く承知されていることで、異論を唱える人はいないと思います。

ここで、1つクイズです。

更に全米オープンが開催されるコースには、上記以外のハザードがあります。さて、どんなハザードでしょうか・・・・・?

 

 

 

正解は、「木」です。??? 

ペブルビーチを除くほとんどのコースで樹齢何百年といった大木が残されており(そのような自然林を切り開いてコースを造成してあるのです)、フェアーウェイの左右からそのような大木からの太い枝が迫り出している事があります。そうなると簡単にはグリーンや、ベターな次の落とし所を狙えない、或いは、狙い所が狭くなる場合が生じます。

この様に木々の作る輪郭が重なって出来る隙間(空間)が作る飛球線のことを「ツリーライン」と言います。日本ではそのようなコースは少なく、海外で戦うプロでない限り、あまり気にする必要はないでしょう。

日本のゴルフコースは造成の際に大木はあまり残しておらず、小さな木を植栽しているので多少歴史があるコースと言っても樹齢は数十年ですので、規模事態がアメリカとは異なります。